2021年12月14日(火)

武蔵野銀行、大宮で「新本店ビル」オープン 防災機能を強化、帰宅困難者の受け入れ可 他にも驚きの魅力が

13日にグランドオープンした武蔵野銀行の新本店ビル=13日、さいたま市大宮区
開業を祝いテープカットする大野元裕知事(前列左から2人目)、清水勇人さいたま市長(同3人目)、長堀和正頭取(後列左)、加藤喜久雄会長(同右)ら=13日、さいたま市大宮区

 武蔵野銀行は13日、さいたま市大宮区に完成した「新本店ビル」内に本店営業部を移転するとともに、開業式典を開いた。ビル内には一般開放するコワーキングスペースを開設。災害時には帰宅困難者らの受け入れ対応も可能で、地域の防災拠点の役割も担う。長堀和正頭取は「地域との交流や共創、働き方改革による生産性や付加価値の向上、災害への対応強化などを掲げて整備した。県の持続的な成長のシンボルになれるよう、精進していきたい」と決意を示した。

 新本店ビルは旧本店ビル跡地に整備。2018年4月から旧ビルの取り壊しを始め、21年9月に竣工(しゅんこう)した。地上13階、地下2階建てで、延べ床面積は2万9940平方メートル。提携先で20年11月に新本店ビルを開設した千葉銀行(千葉市)などの取り組みも参考にした。投資金額は約170億円。

 新ビルは1階が本店営業部。大宮駅西口からの空中回廊(ペデストリアンデッキ)と直結した2階には地域創生スペース「M’s SQUARE」を設置し一般開放。スマートフォンアプリなどの体験コーナー、企業経営者やビジネスマン向けのコワーキングスペースを整備した。

 2階の一角にはスポンサーを務める「大宮アルディージャ」と「埼玉西武ライオンズ」を応援するブースを設置。選手からの「オリジナルメッセージ配信」や「デジタルおみくじ」、環境支援など目的の「キャッシュレス寄付」など各種コンテンツを用意した。

 執務エリアは主に8〜10階に配置。行員が自席を持たず部署ごとに好きな席で業務ができる「フリーアドレス」を導入した。自由に行き来できる内階段で各階をつなぎ、部署横断型で各種アイデアを出し合える環境を整えた。

 防災機能も強化。高水準の耐震グレード(Sランク)の実現へ、中間免震構造などを採用した。災害時に帰宅困難者ら200人をビル内に受け入れられるほか、3日分の食料などを用意。72時間稼働する自家発電設備も備える。

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