埼玉新聞

 

全国最大規模「汚泥消化・バイオガス発電システム」、三郷で稼働開始 汚泥が処理され、電気に生まれ変わる

  • 稼働が始まった汚泥消化・バイオガス発電システム。手前左がガスタンク、中央と右が汚泥消化タンクでいずれも高さ25メートルを超える巨大な施設。手前の緑色の装置などが発電機=三郷市番匠免の中川水循環センター

 県が三郷市の中川水循環センター内で整備を進めていた「汚泥消化・バイオガス発電システム」が、今月1日から稼働を開始した。下水の汚泥を微生物で分解して減量し、発生するバイオガスを汚泥の焼却に利用。バイオガスは民間の共同企業体が運営する発電機の運転にも活用され、生み出された電気は電力事業者に売却される仕組みで、流域下水道に設置した施設としては全国最大規模という。稼働に伴い汚泥焼却量の減少が見込まれることから、温室効果ガス削減や汚泥の有効活用にも期待が寄せられている。

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