2021年9月19日(日)

「わくわくしている」大勢のファンも喜び 埼玉パナソニック本拠地誕生、グッズなど扱うチームストアも開店

オープンした「ワイルドナイツチームストア さくらオーバルフォート」を訪れたファンたち=18日午前11時10分ごろ、熊谷市上川上のさくらオーバルフォート

 県ラグビー協会が2019年にラグビーワールドカップ(W杯)が開催された熊谷ラグビー場(熊谷市上川上)のある熊谷スポーツ文化公園内に建設を進めていた新施設「さくらオーバルフォート」が完成したことに伴い、18日に落成記念式典が行われた。同日には宿泊棟1階にある「ワイルドナイツチームストア さくらオーバルフォート」もオープンし、大勢のファンが埼玉パナソニックワイルドナイツの本拠地誕生を喜んだ。

 さくらオーバルフォートは公募で愛称を決定。「さくら」は市の花であるサクラの花とともに、埼玉の「さ」、熊谷の「く」、ラグビーの「ら」の頭文字を取った。「オーバル」はラグビーをイメージする楕円(だえん)、「フォート」はとりでの意味で、野武士軍団であるワイルドナイツの拠点をイメージしている。

 落成記念式典では、愛称命名者で同市在住の岸沢康成さん(17)が表彰された。県立熊谷高校3年生の岸沢さんはラグビー部に所属しており、「日本のラグビーの発信拠点になってほしい」という思いを込めた。「まさか選ばれるとは思わなかったけど、名誉なことで、すごいとしか言いようのない施設」と語った。

 エリア全体の総面積は約3ヘクタール。管理棟はチームのクラブハウスのほか、同協会の事務局が入り、今月28日にはカフェも開店する。屋内運動場はラインアウトの練習も可能で、天然芝グラウンドは夜間照明設備も備える。宿泊棟はホテルがオープンしており、アルカス熊谷の事務所も入る。チームは練習を開始しており、ファンも見学に訪れている。

 宿泊棟にはチームのオフィシャルグッズなどを取り扱うワイルドナイツチームストア(営業時間・午前11時〜午後6時半、水曜定休)も18日に開店。開店と同時に多くのファンが訪れ、ワイルドナイツのグッズを買い求めた。店を訪れた外国人選手と記念撮影を楽しむ様子も見られた。

 ラグビーW杯を契機にラグビーに興味を持ったという行田市の高橋江里さん(41)は娘の美乃里さん(18)と親子で来店した。「練習を見に来られるので、すごくわくわくしている」と笑顔を見せた。同店の川田涼さん(32)は「地元の人に興味を持ってもらい、ワイルドナイツを盛り上げていきたい」と話した。

 ワイルドナイツは昨季にトップリーグ(TL)の最後の王者となり、来年1月から開幕する新リーグ「リーグワン」でも初代王者を目指している。テープカットに参加した堀江翔太選手(35)は「毎日ここに来るのがすごい楽しみで、良いモチベーションで練習ができている。素晴らしい施設に見合った結果を残して、皆さんと笑ってシーズンを終えるように日々精進したい」と話していた。

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