埼玉新聞

 

学生8人死亡、期末テスト中に…間一髪で生き延びた女性「人生180度変わった」 奇襲かける爆撃機の記憶

  • 焼夷弾の重りを前に空爆で燻された米の塊を手にする遠藤善子さん

 太平洋戦争末期、杉戸町でも2度の空襲があった。5月25日、米軍爆撃機B29による北蓮沼・大塚地区への焼夷(しょうい)弾の投下で、民家7軒と小学校、寺院が被災し、十数人の死傷者が出た。7月10日にはグラマン爆撃機が県立杉戸高等家政女学校を奇襲し、期末試験を受けるため登校した女学生ら8人が爆弾で命を落としている。最初の空襲を間一髪で生き延びた体験者は「一夜にして人生が百八十度変わった」と語る。

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