埼玉新聞

 

泣く男性「妻が帰ってきた」…亡き妻の指輪、男性の元に取り返した警官引退へ 今は警視、再会した犯人出頭

  • 「昭和、平成、令和と時代が様変わりし、今はコロナ禍で犯罪も多様化している」と語る県警捜査3課の宮下啓司調査官

 埼玉県警に、盗犯捜査に携わって通算31年の刑事がいる。捜査3課調査官の宮下啓司警視(62)。1976年に県警警察官を拝命し、同課調査官の2018年に定年退職。そのまま再任用で残り、本年度で3年目になる。「調査官の立場は組織が与えてくれたもの。仕事的には今も一介の盗犯刑事のつもりで現場に立たせてもらっている」と周囲の理解に感謝する。

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