2020年12月3日(木)

<新型コロナ>苦情300件…病院抜け出した感染男性が利用した温泉施設に 男性逮捕 感染隠して温泉利用

新型コロナ感染を隠し温泉 業務妨害容疑で逮捕

 新型コロナウイルスに感染し入院中だった埼玉県羽生市の病院から無断で抜け出し、感染を隠して川越市内の温泉施設を利用したとして、県警捜査1課と川越署は2日、偽計業務妨害と建造物侵入の疑いで、春日部市の建築業の男(49)を逮捕した。

 逮捕容疑は7月31日、新型コロナウイルスに感染していることを隠して、川越市内の温泉施設を利用し、施設に消毒作業や風評被害による苦情の電話対応などをさせて、業務を妨害した疑い。

 同課によると、男は同月16日に入院。30日午後9時半ごろ、入院先の病院の看護師に、面会客を装い「面会に来たが出口が分からない」などと説明して病院を抜け出し、タクシーで帰宅した後、自らの車で外出したという。

 同日午後10時ごろ、病院が「入院中のコロナ患者が勝手に離院した」と通報。翌31日、同施設から出てきた男を捜査員が確保した。

 施設には「なぜ入館させたのか」などという電話が相次ぎ、8月上旬ごろまで約300件の苦情が寄せられたという。客や従業員に感染者はいなかった。

 男は「川越で仕事の約束があり、時間が空いたので入浴施設に入ろうと思った。何も言わなければ施設に分かるはずがないと思った」などと供述しているという。

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