2020年10月23日(金)

びっくりした…夫と娘婿が死亡、2世帯住宅が全焼 妻も犠牲か 孫を搬送 近隣住民「怖い」/さいたま

焼け跡から3人の遺体が見つかった火災現場=22日午前、さいたま市中央区新中里4丁目

 21日午後7時45分ごろ、さいたま市中央区新中里4丁目の小林定博さん(84)方から出火、木造2階建てと連結した木造3階建ての2世帯住宅が全焼した。3階建て住宅の2階部分から小林さんの娘婿の修さん(61)、2階建て住宅の1階で小林さんの遺体が見つかった。付近からはほかにも女性の遺体が発見されており、浦和西署は小林さんの妻(86)とみて、身元の確認を急ぐとともに、出火原因などを調べている。

 同署によると、小林さん方は小林さん夫婦、修さんと妻(54)、孫(19)の5人家族。建物が内部でつながっている2世帯住宅で、小林さん夫婦が木造2階建てに、修さんら3人が木造3階建て住宅に住んでいたという。

 通行人の女性(51)が「住宅の2階か3階から煙が出ている」と119番した。

 出火当時、在宅していた孫は気道熱傷の疑いで病院に搬送されたが、命に別条はなく、修さんの妻は外出中で無事だった。

 現場はJR与野駅から西約800メートルの住宅や工場が混在する地域。サイレンの音で火事に気付いたという70代の近隣女性は「外に出たらすでに火の手が上がっていた。毎日、自転車で畑に行くおじいさんを見掛けていたので、連絡が取れていないと聞いて不安」と話した。

 別の50代女性は「おばあちゃんを車いすに乗せて、近所を散歩する息子さんの姿をよく見掛けた。こんな近くで大きな火災が起こるとは」と驚きを隠さない。

 ニュースで火災を知ったという近隣女性(71)は「いつも通る道なのでびっくりした。高齢では避難するのも難しかったりするので、ひとごとではない。冬は火事も多くなるので怖い」と心配そうに現場を見つめていた。

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