埼玉新聞

 

貧困の連鎖断つ…困窮世帯の児童に学習支援、生活習慣の改善も 県が取り組み、不登校の児童半減など成果

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 貧困家庭の小学生の学習や生活を支援する「ジュニア・アスポート事業」が県内で進められている。公共施設などに児童を集めて勉強を教えたり、生活習慣を改善しており、生活苦や授業についていけないなどの理由で不登校になっている児童が半減するなどの成果が出ている。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で対象世帯を取り巻く環境はより厳しくなっており、支援員らは「子どもたちの貴重な居場所になっている」と貧困の連鎖を断つ事業の重要性を訴えている。

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