2020年5月23日(土)

<新型コロナ>布マスクを有効に さいたまの施設に回収ボックス、マスクが必要な人たちへ橋渡し

「不要な布マスクを必要としている人たちに届け、笑顔でつなぎたい」と話す平沢さん(右)ら=21日午後、さいたま市南区

 新型コロナウイルス感染症の収束のめどが立たぬ中、医療や介護現場ではマスク不足が懸念されている。洗って再利用できる布マスクを有効に活用しようと、さいたま市南区の複合公益施設「サウスピア」に回収ボックスが設置された。不要な布マスクが、必要とする人たちへ届く“橋渡し役”を担っている。

 企画したのは同施設にある武蔵浦和コミュニティセンターの平沢いずみさん。新型コロナウイルスの影響により、同施設で開催予定の行事は軒並み中止。緊急事態宣言で施設自体も閉館となった。「生涯学習や地域交流など、皆さんが集える場所を提供できないのは本当に残念。何か笑顔につながることができないか」と、千葉県習志野市の例などを参考に、回収ボックス設置を思い立った。

 回収ボックスは平沢さんの手作り。段ボールに「マスクを入れた瞬間、幸せな気持ちになるように」と色鮮やかなデザインの布を貼り付けた。

 設置場所は同施設1階の警備室窓口(24時間)、3階の正面玄関総合受付、8階の武蔵浦和コミュニティセンター受付(共に午前8時半〜午後5時15分)の3カ所。今月31日まで設置予定で、郵送でも受け付けている。

 今月18日から募集を開始し、現在届いているのは約10枚。SNSで情報発信や、武蔵浦和駅構内にポスターを掲示するなど一層の周知を図っていく。

 回収した布マスクは、市内の児童養護施設や小児病棟のある病院、介護施設などに寄付する予定。布マスクは未使用、未開封のもので、手作り品も歓迎している。

 平沢さんは「外出自粛で気軽に会えない日が続くが、布マスクのリレーで心と心がつながってほしい。笑顔あふれる日常が戻るよう、困っている人たちへの力になれればうれしい」と話している。

 問い合わせは、同センター(電話048・844・7215)へ。

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