2020年1月6日(月)

<全国高校バレー>男子・埼玉栄、広島・崇徳に2―1 両エースを中心、決定力高い攻撃で競り勝つ

男子 崇徳―埼玉栄 第3セット、埼玉栄の橋本岳(右)がスパイクを決める

 バレーボールの第72回全日本高校選手権は5日、東京・調布市武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕して1回戦が行われ、埼玉代表は男子で5年連続9度目出場の埼玉栄が2―1で崇徳(広島)に競り勝った。埼玉栄は第2日の6日、前々回覇者の鎮西(熊本)と対戦する。女子で5年連続20度目出場の細田学園は、東京都市大塩尻(長野)に0―2のストレートで敗れた。

 大会は男女各52校が参加。準々決勝までは3セット制、準決勝と決勝は5セット制で行われる。

■フルセットの末、激闘制す

 埼玉栄が、橋本岳、砂川の両エースを中心とした決定力の高い攻撃でフルセットの末、崇徳に競り勝った。

 第1セットを26―24で先取した埼玉栄だったが、ミスが目立った第2セットは22―25で落とした。第3セットは、21―24と先にマッチポイントを握られてから追い付き、ジュースに持ち込むと、27―27から橋本岳が2連続得点し、試合を決めた。

■逆転呼んだエースの奮起

 男子の埼玉栄がマッチポイントを握られた21―24のピンチから3連続得点で追い付き、ジュースの末に逆転勝ち。昨夏の高校総体16強の崇徳との激闘を制した選手たちの目にはうれし涙が浮かんだ。

 絶体絶命のチームを救ったのは、ダブルエースの一人の橋本岳だ。一進一退の攻防が続いた第3セットの17―18の場面でもう一人のエース砂川が左脚にけいれんを起こしてベンチに下がった後、橋本岳が「俺に回せ」と自分にボールを集めさせて奮闘。21―24から2連続得点で1点差に迫った。

 橋本岳の気迫に鼓舞されたチームは、林のブロックで24点目を奪って同点。その後は、コートに戻った砂川が左脚を引きずりながらスパイクを決めるなど1点を取り合う展開となると、27―27から橋本岳がスパイクを決め、マッチポイントを奪い返した。最後は、「これまで砂川に助けてもらってきた自分が決めるしかない」と橋本岳が渾身(こんしん)のスパイクをお見舞いし、歓喜の瞬間を迎えた。

 21―24の場面で砂川をコートに戻した伊藤監督は「彼を信じていたし、最後は両エースがコートにいないと駄目だと思っていた。2人とも本当に良くやってくれた」と両エースをねぎらう。2人の精神的な成長に手応えを深めた伊藤監督は、「勝てない相手ではない」と前々回王者・鎮西との2回戦に視線を向けた。

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