埼玉新聞

 

男きょろきょろ…詐欺犯だと見抜いて逮捕 埼玉が詐欺被害減 マスク、スマホ、仕草…犯人か?警官の光る目

  • ターミナル駅周辺を警戒する男性警部補(左)。相棒の捜査員(右)とペアを組んで受け子の摘発に当たる=10月下旬、さいたま市内

 県内で今年9月までに発生した特殊詐欺事件の被害件数が前年同期比で2016年以来の減少に転じたことが、県警のまとめで分かった。17、18年は2年連続で増加。今年は1月が前年より少なく、2~8月の同期比は多かったが増加幅は縮まり、9月で減少した。県警は昨年から徹底した職務質問による高齢者から現金やカードを受け取る「受け子」の摘発を強化しており、1~9月の摘発件数は前年同期より大きく増加。地道な啓発活動と合わせて被害の減少につながったとみている。現場の捜査員も「一人でも多く検挙して被害を減らすのが役割」と意気込んでおり、特殊詐欺一掃に向けて組織一丸で取り組んでいる。

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