2019年9月2日(月)

伝統行事「脚折雨乞」、資金不足に 鶴ケ島市、クラウドファンディング型のふるさと納税を活用へ

2016年の脚折雨乞

 鶴ケ島市は、来年夏に行われる伝統行事「脚折雨乞(すねおりあまごい)」(国選択無形民俗文化財)の資金不足を解消するため、インターネット上で開催経費を募るクラウドファンディング(CF)型のふるさと納税を活用する。

 東京五輪の開催年と重なり、資材経費などが高騰するあおりを受けた。開会中の市議会9月定例会に関連費約200万円を計上する一般会計補正予算案を提出した。

 脚折雨乞は、江戸時代から同市の脚折地区で継承されている雨乞い行事。住民が竹や麦わらで全長約36メートル、重さ約3トンの龍神を作り、雷電池まで約2キロの道のりを約300人の男性が担いで練り歩く。最後に龍神を池に入れて降雨を祈る。現在は4年に1度行われ、来年に予定されている。

 市によると、前回2016年の膝折雨乞は、市の補助金や脚折雨乞行事保存会の会費などを充て計約1千万円を費やした。それが来年は東京五輪の開催が影響し、16年比で会場設営のための資材経費が約1・8倍、警備員経費が約2・7倍に膨らむ見通しだという。

 前回活用した国の交付金も来年は補助が見込めない。

 市は、補正予算案に計上したポータルサイトの手数料など約200万円を含めた1400万円をクラウドファンディングの目標額にする。募集は10〜12月の90日間。目標額に達しなかった場合でも、寄せられた協力金は優先度の高い順に活用し、行事は開催する。

 協力金額に応じ、脚折雨乞パッケージ焼き菓子セットや脚折雨乞切り絵手ぬぐい、会場特別観覧席権(150席)などの返礼品がある。ふるさと納税制度を活用するため、鶴ケ島市在住者に対する返礼は特別観覧席権のみとなる。

 問い合わせは、市産業振興課(電話049・271・1111)へ。

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