2018年12月3日(月)

<秩父夜祭>客28万1千人、クライマックスの団子坂で拍手 スターマインなど花火6千発で熱気最高潮に

ギリ廻しで方向転換する中近笠鉾=3日午後7時ごろ、秩父市内

 京都の祇園祭、飛騨の高山祭(岐阜県)と並んで日本三大曳山(ひきやま)祭に数えられる秩父神社の例大祭「秩父夜祭」の大祭が3日、秩父市中心部で行われた。2、3日の2日間で約28万1千人(主催者発表)の見物客が訪れ、2016年にユネスコ無形文化遺産にも登録された豪華絢爛(けんらん)な冬の祭典に酔いしれた。

 毎年12月2、3日に行われる秩父夜祭は、秩父神社の女神・妙見様と武甲山の男神・龍神様が年に1度、逢瀬を楽しむ祭りといわれている。中近、下郷の笠鉾(かさぼこ)2基と、宮地、本町、中町、上町の屋台4基が市内を曳き回された後、秩父神社から神々が出会う場所とされる御旅所に集結する。

 夕方になって周囲が暗闇に包まれると、秩父神社から龍神様を乗せた御神幸行列が御旅所へ出発。秩父屋台囃子(ばやし)が鳴り響く中、囃し手の「ホーリャイ、ホーリャイ」の掛け声とともに、ちょうちんやぼんぼりで彩られた計6基の笠鉾と屋台が続き、“動く陽明門“が進んだ。

 御旅所の手前にある急坂で、団子坂がクライマックス。重さ約12〜20トンの笠鉾と屋台が一気に曳き上げられるたびに、大勢の見物客からは惜しみない拍手が送られた。スターマインや尺玉など約6千発の花火も羊山公園から冬の夜空に打ち上げられると、熱気は最高潮に達した。

 御旅所の斎場では亀をかたどった石像「亀の子石」に、大幣束(へいそく)が立てられ、代参宮神楽を奉納した。

 5日には御旅所がある秩父公園で、流鏑馬(やぶさめ)も奉納される。

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