2018年9月11日(火)

幻の果実ポポー「まず知って」 本庄で収穫、販売も バナナとマンゴー合わせたような食感、昨年より甘く

ポポーを栽培する大園孝文さん=本庄市の農園
アケビのようなポポーの実

 本庄市児玉地域の農園で、北米原産の果物「ポポー(ポーポー)」の収穫が行われている。さいたま市南区の大園孝文さん(58)が本庄に通って栽培している。夏に降雨が少なかったせいか、昨年より実は小ぶりだが甘く、バナナとマンゴーを合わせたような食感が楽しめるという。

 鹿児島県薩摩川内市で生まれ育った大園さんは、住宅のリフォームや家具のリメイクなどをする「H&Aプランニング」の代表。12年前に大病を患ったことを機に、田舎の畑に何かを残し、畑で収入につながることをしたくなったという。友人に相談したところ、子どもの頃、目にしていたポポーが話題になり、育てることになった。

 「ポポーは明治時代に日本に入ってきたが、傷みやすいことから栽培をする人がいなくなり“幻の果物”になった」と大園さん。

 2007年に知人から本庄市児玉地域の畑を借りて、苗木100本を植えた。徐々に本数を増やし、現在は畑3千平方メートルに230本を育てている。失敗を繰り返しながらも15年から多くの実が付くようになり、今年は50本の木から収穫している。

 苗木は梅雨の時期に植える。木によって異なるが花が咲くまで6年から10年かかる。桜の時期になるとリンドウのような花を咲かせ、アケビのような実を付ける。皮は黄緑色で、マンゴーのような感覚でむける。実の色は種類によるが、緑から完熟すると薄い黄色になるものもあるという。

 大園さんは「まずはポポーを知ってもらいたい」と話している。販売もしており、1箱4〜5個入りで3千円(税込み)。

 問い合わせは、大園さん(電話090・4423・9555)へ。

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