2018年9月4日(火)

移転の栗橋病院、久喜に残す一部機能の整備案が暗礁に 高齢者住宅など、建物の改修費用で収支合わず

久喜市役所=久喜市下早見

 加須市に新病院を建設する済生会栗橋病院(久喜市小右衛門)を巡り、現在の栗橋病院敷地内に残す一部機能の整備案が暗礁に乗り上げていることが3日までに、久喜市や同病院への取材で分かった。

 同病院は2021年10月、加須市内に300床規模の新病院開設を計画。加須市は9月定例議会に移転支援に向けた補正予算案を提出している。

 同病院によると、移転後の栗橋病院病棟で、回復期病床やサービス付き高齢者住宅などを整備する案について検討。建物の改修費用などで収支が合わず実現は難しいという。

 病院は8月下旬、検討結果を久喜市に報告。担当者は今後について「移転まで可能性のあるものについて検討していきたい」と述べた。

 梅田修一市長は3日、開会した9月定例議会で開いた全員協議会で病院側から受けた内容を報告。「誠に遺憾。栗橋の地域医療を継続していくためにあらゆる努力をしたい」とコメントした。

購読申し込み 携帯サイト