2018年8月1日(水)

男女200人集めた県内最大規模の婚活パーティーも 県、出会いを提供へ「恋たま」開所 AIで相手紹介も

 少子化や人口減少が深刻化する中、県は結婚を希望する未婚者の出会いの機会を提供し、交際から結婚までをサポートする「SAITAMA出会いサポートセンター」(通称・恋たま)を1日から県内3カ所で開所し、会員を募集する。同センターではAI(人工知能)を活用して相性の良い人を紹介したり、婚活イベントなどを行う。3年間で7千人の登録を目指す。設立を記念して3日、さいたま市内で男女計200人を集めた県内最大規模の婚活パーティーを開催する。

 少子政策課によると、同センターはさいたま市浦和区、本庄市、坂戸市の3カ所に設置する。県と熊谷市や秩父市、東秩父村などの24市町村、16企業・団体で組織する運営協議会がセンターを運営し、地域の社会福祉協議会の相談員などが婚活相談に乗る。

 サポートの特徴として、年齢や身長、学歴など相手に求める条件を入力して検索したり、価値観などの質問からAIが相性の良い人を判断し紹介するマッチングシステムを導入。さらに身だしなみセミナーや料理婚活イベントなどを開いたり、マッチングやお見合いがうまくいかない場合はセンターの相談員に対面で相談ができる。

 背景には未婚が進む現状がある。2015年の国勢調査で、県内の生涯未婚率(50歳時の未婚割合)は男性が25%、女性は13%。男性は20年前の約9%から大幅に増えた。30〜34歳の男性の2人に1人、女性の3人に1人が未婚で、未婚率は年々上昇している。

 一方、15年出生動向基本調査によると、全国の25〜34歳の未婚の男女のうち、未婚の理由として「適当な相手に巡り合わない」と回答したのが男性で45・3%、女性で51・2%に上る。県は未婚者の出会いをサポートし、少子化に歯止めをかけたい考えだ。

 1日から会員を募集し、10月1日からマッチングや相談業務などを開始する。入会の条件は、結婚を希望する20歳以上の独身男女で県内在住、在勤者(将来移住予定者含む)。登録料は1万5千円(2年間有効)。センターのホームページから予約し、センターで本人確認と本登録を行う。

 上田清司知事は31日の定例会見で「昔で言う世話焼きのおじさん、おばさんがいなくなってきている。年頃になって結婚していないと、紹介するような社会があったが、今はコミュニティーの力が弱い時代になっている」と述べた。

購読申し込み 携帯サイト