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ポーズを決めるボビー(左)と菓子店の店主=NHKさいたま放送局の「セカタマ!」より |
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消しゴム工場で説明を受けるラブリ(右)=NHKさいたま放送局の「セカタマ!」より |
埼玉県を紹介する場合、あなたは何を選ぶだろうか。川越の蔵造りの町並み、秩父地域の神社、盆栽や草加せんべい―。これら埼玉の観光資源の「王道」をあえて外し、ディープなスポットを紹介した動画コンテンツを、NHKさいたま放送局が制作した。その名も「セカタマ! 世界がびっくり! 埼玉ツアー」だ。(サイタマニア イシ★バシ)
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紹介するのは、板チョコをパンに挟んだだけのパンを「自信作」として販売するパン屋、コスプレ撮影に特化した民宿、ちょんまげのかつらで接客をする畳店の店主など。まさに“迷所”ばかり。サイトの言葉を借りれば「ディープな埼玉サイコー!!」な16スポットを取り上げている。
レポーターを務めるのは、タレントのボビー・オロゴンとラブリ。ボビーは初対面の人でもお構いなしに、おなじみの粗い日本語で店主らにツッコミを連発。ラブリは訪問先の会長が放った鉄板ネタ(オヤジギャグ?)を微笑みながら冷静に受け流す。
動画はどれも3分ほどの短編。長いものでも5分で見終えることができるが、ロケは1カ所につき1時間程度かけている。スポットそのものにインパクトがあるだけでなく、短時間で面白さを伝えようとする編集のこだわりもあればこそだ。
「ガイドマップにないニッチだけど日本的なものを発信したかった」と、同局のチーフプロデューサー宮野博明氏(48)。東京を訪れる観光客へ、近郊に位置する埼玉の知られざる魅力を伝えようと企画したという。
「セカタマ!」の名前の通り世界へ発信するコンテンツとして英語版の「SUPER SAITAMA!!」もある。
閲覧は同局のホームページ( http://www.nhk.or.jp/saitama/ )から。8月末まで公開。