2018年6月24日(日)

完成後初、秩父・滝沢ダムがフラッシュ放流 下流河川をリフレッシュ、環境を改善 洪水期に備え実施

ダム下流の河川環境に配慮して行ったフラッシュ放流=22日、秩父市大滝の滝沢ダム

 独立行政法人水資源機構荒川ダム総合管理所が管理する秩父市大滝の滝沢ダムで22日、ダム下流の河川環境に配慮した放流「フラッシュ放流」が行われた。同ダムでは洪水期に備えて水位を下げており、水位低下の操作を利用して実施。同放流は2008年の同ダム完成後初で、最大で毎秒約27立方メートルを放流した。

 フラッシュ放流はダム放流による河川の流水の増加でダム下流河川内のかく乱を起こし、石などに付着した泥を流すもの。藻類などを剥離させ、藻類の再生も促す。河川をリフレッシュさせ、河川に生息する魚などの生物にとって良好な環境となるように改善を目指す取り組みという。

 同ダムは洪水期が始まる7月1日までに洪水調節の容量を確保するため、洪水貯留準備水位まで貯水位を低下させる。今年は貯水量が多かったため、水位低下操作の一環でフラッシュ放流を実施。午前11時から午後1時半まで、利水放流設備から最大放流量を流した。ダム下流河川の状況などを調査し、環境に配慮したダム管理を行うための基礎資料も収集した。

 同管理所の門田光司所長は「毎年できるわけではないが、河川環境の改善に役立ち、少しでも地域貢献ができれば」と話していた。

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