2018年3月2日(金)

<上尾入札汚職>前議長に有罪判決 継続的に癒着、政治的影響力を強めるため主体的に犯行

判決言い渡し後、裁判所を後にする田中守被告(中央)=1日午後、さいたま地裁

 上尾市のごみ処理施設業務を巡る贈収賄事件で、あっせん収賄罪などに問われた前市議会議長田中守被告(72)の判決公判が1日、さいたま地裁であり、守下実裁判長は懲役2年6月、執行猶予4年、追徴金50万円(求刑・懲役2年6月、追徴金50万円)を言い渡した。

 判決で守下裁判長は、田中被告と前上尾市長の島村穣被告(73)=受託収賄罪などで公判中、さいたま市の設備管理会社「明石産業」社長の山田明被告(82)=贈賄罪などで公判中=の三者による不正が「継続的な癒着関係を結ぶ中で敢行された点で悪質」と指摘。山田被告の依頼を実現することで、「政治的影響力を強めたいという思いもあり、主体的に犯行に加担した」とした。

 一方で、市議を辞職して社会的制裁を受けたことなどを酌むべき事情に挙げた。

 判決によると、田中被告は2016年12月〜17年1月、山田被告からの求めで同施設のペットボトル結束機運転管理業務に関する入札情報を漏らすよう、島村被告に働き掛け、見返りに山田被告から現金計50万円を受け取るなどした。

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