2018年1月9日(火)

成人式発祥の地を誇りに、蕨で「成年式」 将来の夢に志高く、新成人ら記念碑の前で気合

「成年式発祥の地」の記念碑の前で気合を入れる今年の実行委員会の青年たち=8日、蕨市民会館

 20歳の成人になったことを祝う蕨市の「成年式」が8日、市民会館で開かれ、市内の新成人838人のうち480人が出席した。頼高英雄市長は「成人式発祥の地、蕨で生まれ育ったことを誇りにして、志を高く持ち成長してほしい」と激励した。

 同市では発祥の時の名前を重んじ、成人式ではなく成年式と呼ぶ。

 池上智康市議会議議長は自分が20代のころに読んで感動したという教育家後藤静香の言葉「本気でやればたいていのことはできる」を引用して激励。

 田中良生衆院議員は「将来に無限の可能性がある。オンリーワンの人生を」。須賀敬史県議は「自分への家族の思いに気付けば、きっと優しくなれる」とはなむけの言葉を贈った。

 式典の運営は新成人たち13人の実行委員会が担った。委員長の奥田真希さん(20)は慶応大2年生。毎日10時間の勉強で公認会計士を目指している。司会をした中村絢音(あやね)さん(20)は埼玉大2年生。小中学校の教師を目指す。「今年は小学校で実習がある。わくわくしています」と話した。

 蕨では敗戦の翌年の1946(昭和21)年11月、青年団長で後に市長、県議を歴任する高橋庄次郎氏が提唱し小学校の校庭で第1回「青年祭」を開催した。

 その中で成年式を行い、戦火で荒廃した町を青年の手で再興しようと訴えた。これが全国の反響を呼び、国は49年から1月の成人の日を国民の祝日に制定した。

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