2018年1月3日(水)

「芽出たい」縁起コロッケでホクホク顔に 特産のクワイを使ったコロッケ、越谷で15日から販売

越谷特産のクワイを使った「縁起コロッケ」を披露する開発リーダーの石川修作さん=越谷市中央市民会館

 ホクホクした「縁起コロッケ」を食べれば、ホクホク顔になること請け合いだ。越谷市商店会連合会が中心となって地元特産のクワイを使ったコロッケを開発。新名物誕生の期待を込め、15日から市内の飲食店や惣菜店、精肉店など計21店舗で数量限定販売を始める。クワイは実から大きな芽が伸び、「芽出たい=めでたい(結果が出る)」とされる縁起物。新年のスタートに味わってみてはいかがだろう。

 縁起コロッケは越谷コロッケ事業の第1弾商品。桃木利幸市商店会連合会会長は「商店街を盛り上げたい。越谷を歩きながら気軽に食べられる名物料理を作りたい」と事業発足の理由を説明する。

 コロッケの具として選んだのは、全国有数の生産量を誇る地元特産のクワイだ。

 クワイはオモダカ科の多年生水生植物。越谷では江戸時代中期以降に二毛作として栽培され始めた。かつては低湿地の新方、荻島、出羽、蒲生地区でレンコンとともに栽培されたが、現在は荻島と出羽地区で生産。食べる部分は地下に潜って根のように伸びる「ほふく茎」の先端が肥大してできる塊茎で、これまで和菓子などとして商品化されている。

 今回のコロッケづくりは県実践型商業者グループ支援事業の支援も受けた。県からは商品開発の専門家で大手菓子メーカー「江崎グリコ」の元食品開発者、中小企業診断士の北村定俊さんが派遣された。経験豊かな北村さんのアドバイスのもと、コンセプトやネーミングなどを検討した。

 コロッケは6つのルールにのっとって作られ、「クワイを丸ごと使い、芽を突き出した形状を生かすことを推奨する」「“縁起”の紅白をあしらうものであること」など。また、使用するクワイはすべて地場産。連合会が生産者から50キログラムを一括購入し、各店舗に約2キログラムずつ卸した。

 開発リーダーで大衆割烹千石家店長の石川修作さんは「クワイが主役」と試行錯誤してきた。そして「クワイの苦味を生かしながら、子どもたちにも食べてもらえるように」と作られたコロッケは、見た目も華やかでクワイのホクホク感もそのまま。各店舗によってアイデアもさまざまで、食べ比べも楽しそうだ。

 実施店舗などの問い合わせは市商店会連合会越谷コロッケ研究会(電話048・966・6111)へ。

購読申し込み 携帯サイト