2017年12月17日(日)

快挙!全商検定1級に8種目で合格、狭山経済高の3年女子 他の資格も次々合格 勉強に励んだきっかけは

8枚の1級合格証書を前にする菊地麻彩美さん=狭山市稲荷山の県立狭山経済高校

 県立狭山経済高校(黒沢敬校長、生徒数714人)の情報処理科3年生、菊地麻彩美さん(18)が在学中、全国商業高等学校協会主催の検定試験1級(全9種目)に8種目で合格した。幅広い教養を身に付けた菊地さんは、「勉強に不熱心だった自分が資格を取るうち、経験したことのない喜びを感じるようになった」と照れくさそうに話す。

 菊地さんは1年生の1月に行われた情報処理検定(プログラミング部門1級)に合格。以来2年生で珠算電卓実務検定(電卓)、英語検定、情報処理検定(ビジネス情報部門)、商業経済検定(経済活動と法・ビジネス経済B)の1級試験に次々と合格した。3年生になると珠算電卓実務検定(そろばん)、簿記実務検定、ビジネス文書実務検定の1級を取得した。

 商業高校の多くの生徒が全商検定を受検するが、最上位の1級に8種目で合格するのはまれ。菊地さんも「1年生の頃は情報処理検定1級が取れれば良いと思う程度だった」と振り返る。だが、次第に「自分ができること」を資格として示せる検定に引かれていったという。

 高校の授業にはない珠算(そろばん)の実務能力が検定で試されれば、独学で乗り切った。検定試験を終え、一息つく間もなく、1週間後に別の検定を受けたこともあったという。学校が休みの日には、朝から深夜まで机に向かった。ブドウ糖が脳の活性化に良いと知れば、成分に含むラムネ菓子を自宅学習の合間に頬張った。

 今年10月にあった会計実務検定1級の壁は高く、9種目の1級合格は実らなかった。それでもこれまでの学習意欲が評価され、全商推薦制度で東京都内の私立大学に進学が決まった。ゆくゆくは難関資格の一つ、公認会計士の資格取得へ挑戦したいと考えている。菊地さんは「目標に向かって必死になることで、毎日が充実するから」と、大きな瞳を輝かせた。

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