2017年10月25日(水)

ふっかちゃんナンバープレート盗難相次ぐ JR深谷駅中心に被害 以前から交付「なぜ今」…コレクションか

ふっかちゃんナンバーの見本(深谷市ホームページから)

 深谷市のイメージキャラクター「ふっかちゃん」がデザインされたミニバイクのご当地ナンバープレートの盗難被害が相次いでいる。市によると、9月に入って被害が急増し、今月20日までに少なくとも29件を確認。市は「なぜこの時期に集中するのか分からない」と困惑し、被害を防ぐため盗難防止ネジの活用や、防犯カメラ付きの駐輪場の利用を呼び掛けている。

 ふっかちゃんは、特産の深谷ネギをモチーフにした愛くるしい姿で人気を集め、2014年のゆるキャラグランプリでは準グランプリを獲得している。ツイッターのフォロワー数は7万人を超え、県外のファンも多い。

 市がふっかちゃんナンバーの交付を始めたのは12年12月から。本年度は9月末までに約300枚を交付しているが、9月に入って「盗難被害に遭った」と再交付を申請する市民が相次いだ。市が調べたところ、JR深谷駅周辺の駐輪場を中心に、隣接する熊谷市のJR籠原駅周辺の駐輪場でも被害が確認されたという。

 ご当地ナンバープレートは取得者が、自ら工具を使ってミニバイクに取り付ける。そのため市は、部品のネジを盗難防止ネジに替えたり、ミニバイクを止める際は防犯カメラ付きの駐輪場を利用するよう、ホームページなどで注意喚起している。

 地元の深谷署も盗難被害の多発を把握しており、被害防止に向けて、交通指導でふっかちゃんナンバーを付けたミニバイクの運転手に声掛けなどを行っているという。

 なぜ、ふっかちゃんナンバーが狙われるのか。担当の市市民税課は「交付開始時からデザインは変わらず、今のところ更新される予定もない。今になって盗難被害が集中する原因が分からない」と首をかしげる。

 盗難ナンバープレートはナンバープレートの偽造に悪用されるケースもあるが、県警生活安全企画課は「派手なデザインのご当地ナンバーは目立ち過ぎる」と指摘し、「ネットオークションに出品されているわけでもなく、転売目的も考えにくい。コレクションにするため盗んでいるのでは」と推測する。

 同課によると、県内で今年1〜9月に認知した自動車、バイクを含むナンバープレートの盗難被害は644件で、前年同期比で79件増えた。

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