2017年10月21日(土)

ドラマ「陸王」登場の藍染めはんてん、羽生・小島染織工業が製作 藍染めの街で知られる羽生アピール期待

ドラマ「陸王」で使われる藍染めはんてんを着た小島秀之社長=羽生市神戸の小島染織工業

 行田市の老舗足袋製造業者がランニングシューズの開発に挑むテレビドラマ「陸王」(池井戸潤原作)が、15日からTBSテレビの日曜劇場でスタートした。劇中で使用されている「こはぜ屋」の藍染めはんてんは、羽生市神戸の小島染織工業の生地を使用。同市の藍染めのアピールにも一役買うと、期待されている。

 ドラマは12月までの予定。池井戸さんの同名小説をドラマ化した。小島染織工業の小島秀之社長(47)は、「6〜7年前に池井戸さんが取材に来られたのが縁。ドラマ化に伴って、藍染めはんてんの要望があった。30着ほど納めた」と、使用された経緯を話す。

 15日の初回を「どきどきしながら見た」と小島さん。「うちの藍染めは『かせ染め』と呼ばれる手法。糸を手作業でほぐしてつるし、染料を満たした小さなプールに出し入れして色を付ける。使い込むほど味が出ます」と胸を張る。

 羽生市内には、藍染めを行う企業が4社ある。行田市が足袋の街と言われるのに対して、羽生市は藍染めの街として知られる。小島染織工業は1872(明治5)年の創業。小島さんで5代目になる。

 2年前からは経済産業省の補助事業として、かせ染めによるグラデーション織物を生かしたオリジナル商品の開発も進めている。「テレビドラマの効果で、藍染めの良さがアピールできて、うれしい」と喜ぶ。

 TBSのオンラインショップでは、「こはぜ屋」の名前入り藍染めはんてんを1着2万4千円(税別)で販売中。がまぐち2500円(同)もある。製造元の小島染織工業でも扱っている。

 問い合わせは、小島染織工業(電話048・561・3751)へ。

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