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「未だに傷が癒えない。学校側には落ち度を認めてほしい」と心境を吐露する女子生徒の父親(手前中央)=26日午後、さいたま市浦和区 |
昨年10月、県立大宮高校で開かれた「強歩大会」で、2年生の女子生徒=当時(17)=が死亡したのは自動体外式除細動器(AED)の使用が遅れるなど不適切だったためとして、父親(43)ら遺族3人が26日、県を相手取り、計約7293万円の損害賠償を求めてさいたま地裁に提訴した。弁護士は「AEDの発動に時間がかかっている。適切に使用されていれば亡くならずに済んだのではないか」と話している。