2016年12月9日(金)

川越醤油らーめん誕生 地元の食材使用、参加店拡大で小江戸新名物へ

統一の定義に基づいて作られる「川越醤油らーめん」。ロゴマークも作成し、新たな名物になることを目指す=川越市脇田町のメガガンジャ

 川越市内のラーメン店やしょうゆ製造会社などが協力し、統一定義で作られた「川越醤油(しょうゆ)らーめん」を売り出していく取り組みを始めた。川越近隣で造られたしょうゆを使用することなどが条件。関係者たちは「新たな川越の名物となり、地域や商店の活性化につながれば」と意気込んでいる。
 
 川越醤油らーめんの定義は「川越近隣のしょうゆ蔵のしょうゆを使うこと」と「川越近隣で生産、仕入れた食材を1点以上使用すること」の2点。それに沿って各ラーメン店が作るラーメン、つけ麺、油そばを総称する。
 
 まずは市内に店を構える田家本店▽寿製麺よしかわ▽メガガンジャ▽つけめん丸永▽川越らーめんこひや▽笑堂―の6店舗が参加。順次、参加店を広げていく。共通のロゴマークも作成。のぼり旗でPRしたり、マップを作成したりすることも検討しているという。
 
 川越では江戸時代、川を利用して米やしょうゆなどを船で江戸に運び、江戸からは日用品や乾物などを運ぶ舟運が盛んだった。川越周辺には今でも、しょうゆの蔵元や乾物店などが点在する。
 
 今回は乾物店「轟屋」としょうゆ製造会社「松本醤油商店」がラーメン店に協力を呼び掛けて実現した。松本醤油商店の松本勇一専務(41)は「川越の新たな名物にするとともに、しょうゆなどに含まれるうまみの魅力をアピールして和食文化の魅力再発見にもつながれば」と話す。
 
 寿製麺よしかわを営む「よしかわ」の吉川和寿社長(41)は「しょうゆとだしのインパクトを強めにしたので、川越のものはおいしいと知ってもらえたら」という。メガガンジャを経営する「頑者」の大橋英貴社長(44)は「しょうゆはラーメンの味を左右する重要なもの。今までよりおいしいものを出していきたい」と話していた。

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