2016年2月26日(金)

野菜楽もう!キユーピーの施設誕生へ 花園IC拠点整備の公共ゾーン

キユーピーが提案している体験型施設のイメージ図(深谷市提供)

 深谷市は26日、関越自動車道花園インターチェンジ(IC)付近約28ヘクタールで進める「花園IC拠点整備プロジェクト」のうち、公共ゾーン「深谷テラス」の整備・運営について、優先協議者にキユーピー(本社・東京都渋谷区、三宅峯三郎社長)を選定したと発表した。農場や地場産レストランなどを整備し、「作る」から「味わう」まで野菜を丸ごと楽しめる体験型施設を開設。2018年度のオープンを目指す。

 プロジェクトは、深谷市が推進するアウトレットモール誘致を核とした開発拠点整備。深谷テラスは約7・2ヘクタールで、県北・秩父地域の市町村などと連携し、観光と農業振興に関する取り組みを展開する。市が昨年10月末から、ホームページなどを通じて事業者を公募していた。

 キユーピーが運営するのは、拠点西側の公共ゾーン約4・6ヘクタールの中に位置する北側部分約2・5ヘクタール。この場所に(1)深谷などの野菜が楽しめるレストラン(2)販売ショップ(3)料理などが学べる野菜教室―など。深谷の農畜産物の魅力を発信し、旬の野菜の食べ方、農業・食育体験ができるとしている。

 民間ゾーン約18ヘクタールについては、三菱地所・サイモンが昨年3月、施設建設・運営の優先協議者として基本協定を締結。国内最大のプレミアム・アウトレット建設を目標に協議が進んでいる。キユーピーと市は今後、事業契約締結に向けて協議を行う。

 市の計画によると、事業には合併特例債などを活用して約50億円を投入。秩父鉄道永田―小前田駅間での新駅設置を含め、アウトレットモールが入る民間ゾーンの造成も実施する。年間650万人の来客と1500人の新規雇用を想定。初期投資分は運用開始後7年で回収予定で、20年間で130億円の黒字を見込んでいる。深谷市の小島進市長は「プロジェクトの目的である、農業と観光の振興の実現に向けて尽力していただくことを期待したい」とのコメントを発表した。

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