2016年1月23日(土)

ネットでけんか…そばに潜む危機浮かぶ 県警、中高生にアンケート

 中学生の3割、高校生の4割がインターネットで知り合った人がいる―。県警が県内の中高生、計約1万5千人を対象にしたアンケートの結果で明らかになった。ゲームやスマートフォン(スマホ)を利用し、インターネットに接続。気軽に知らない人と知り合い、一部の中高生は実際に会うなどしており、ネットに日頃から触れている中高生の実態が浮かび上がった。

 アンケートは「学生の情報セキュリティ意識アンケート」で、県警サイバー犯罪対策課が2015年6〜10月に行った。県内の中学校19校1〜3年の生徒8476人と、高校7校1〜3年の生徒6506人から回答を得た。県警と埼玉サイバーセキュリティ推進会議のホームページで公開している。

 アンケートで、ネットに接続できる自分専用の機器を持っていると答えた中学生は88・7%、高校生は98・5%に上る。機器の内訳は、中学生のトップがゲーム機(66・5%)、高校生はスマホ(95・4%)だった。

 「ネットで知り合った人はいますか」という質問に、中学生の29・4%、高校生の41・6%が「はい」と回答。このうち中学生の16・8%、高校生の33%が「実際に会ったことがある」と答えた。理由は「しつこく言われた」「嫌がらせすると言われた」といった回答もあった。ネットを通じて出会う中高生が多くいる中、すぐそばに危機が潜んでいることが分かった。

 ネットを利用したことで経験するトラブルのうち「迷惑メール」に次いで多かったのが「けんか」。中学生の78・7%、高校生の73・1%が「ネットではけんかが起きやすい」と答えた。理由は「相手が目の前にいない」「意味が誤解されやすい」が多かった。

 中学生の34・1%、高校生の51・2%が、ネットで「アプリ」や「スタンプ」を購入・課金したことがあると回答。「今までの最高購入額」で5001円以上購入した中学生は12・5%、高校生は17・9%。中には2万円を超える生徒もいた。

 ネットの利用について「大人に言いたいこと」の中には、「事前にルールを決めて使わせるべきだ」「子どもにダメと言っていること(歩きスマホ)を大人が平気でやっている」などの意見も。同課の担当者は「まずは大人が、正しい使い方のお手本を示すことが大切」と話した。

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