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アニメ作りの説明を受ける西武塾の子どもたち |
西武グループの子ども応援プロジェクト「西武塾」の3期生30人が所沢市の西武園ゆうえんちでアニメーション技術に挑戦した。
西武塾は西武グループが事業ノウハウやさまざまな施設、人材を生かして、西武鉄道沿線に住む小学生に多彩な体験や学びの場を提供する年間スクール。2010年から実施されている。
子どもたちは武蔵野美術大学(東京都小平市)の教授や学生の指導で撮影するポイントや体の動きをグループで話し合い、画像を「ピクシレーション」というデジタルカメラでコマ撮りした画像をつなぎ合わせて、オリジナルアニメ作りに挑戦した。
アイデアや面白さをみんなで考え、瞬間移動などの現実にはできない動きも表現して作品を作った。
発表会では作品「こびとと大きな手」のチームに票が集まり、何が面白かったかを話し合った。子どもたちは映像を繰り返し見て、最初に感じたのとは異なる面白さにも気付いていた。
参加した小学3年生の伊藤健太君(9)は「アニメで1秒を撮る時は15回の画像をつなげること、人間の世界だと絶対にできないものをやると面白くなるということを学びました」と話していた。