2015年9月13日(日)

<台風18号>鴨川など6カ所の排水ポンプがフル稼働 水害防ぐ

20時間連続運転した笹目川の排水機場(右の建物)。左は笹目水門=戸田市

 台風18号による豪雨で県内に洪水被害が広がったが、さいたま、戸田、川口市では、市や県が管理する排水機場の排水ポンプが稼働して水害を防いだ。ポンプはいずれも船舶用の大型ディーゼル機関で、中には昭和40年代製のものもある。

 県南部ではさいたま市の鴨川と鴻沼川、戸田市の笹目川と菖蒲川、川口市の旧芝川と新芝川など、荒川に流れ込む河川が6本ある。増水時には荒川からの逆流を防ぐために水門を閉ざし、これらの河川から荒川に水をポンプで排水している。

 排水機場は3市に計7カ所あるが、6カ所で9日から10日にかけてほぼフル稼働となり、最大でそれぞれ毎秒15〜50トンを排水した。

 県さいたま県土整備事務所の鈴木勝浩河川部長(48)は「ポンプが動かなかったら相当な被害が出た。ポンプが町を守ったと言える」と話した。

 笹目川の排水機場は20時間、鴨川は17時間の連続運転だった。さいたま市や川口市によると、鴻沼川の排水機場は5年ぶりの運転。旧芝川の運転は24時間の連続フル稼働だった。

 新芝川の排水機場だけは水門を閉ざさず、ポンプも動かさなかった。国交省荒川下流河川事務所によると、新芝川合流点では荒川の水位がそれほど上がらず、新芝川の方が水位が高かったため、水を自然に流した。

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