2015年8月29日(土)

埼玉学が8年目、先駆者育てた風土学ぶ 今期のテーマは「近代化」

「スケールの大きな明治初期の代表的な埼玉人を紹介していきたい」と話す星野さん=さいたま市南区のさきたま出版会

 さまざまな分野の先駆者を育んだ埼玉の風土や歴史、文化を学ぶ「埼玉学」(さきたま文化研究会など主催)の講座が8年目を迎える。9月10日から始まる今期のテーマは「近代化と共に生きた男たち」。同研究会のメンバーで、さきたま出版会会長の星野和央さん(81)は「埼玉の本質を掘り下げた地域学を続けて、埼玉への関心の輪を広めていきたい」と話す。

 主催団体の同研究会(阿部年晴代表)は、星野さんの出版業界の人脈や同窓会、PTA関係者らによって、1993年に発足した。より多くの県民に参加してもらい、埼玉についてともに学ぼうと、2008年9月に「埼玉学」をスタートさせた。

 「埼玉学」は毎年統一テーマを設定し、月1回で計5回開講する。これまで取り上げた人物は、林学博士の本多静六、近代日本経済の父と言われる渋沢栄一、児童文学の第一人者の石井桃子、カテキンによる女性農学博士第1号の辻村みちよなど。川口の鋳物や狭山茶、鉄道といった産業まで、テーマは多岐にわたる。

 専門家の講義のほか、現地見学会も毎回実施。受講生は40〜70代が中心で、定年退職者や主婦、公務員などさまざま。リピーターも多いという。

 星野さんは「講座をきっかけに、自分が埼玉に住んでいることを誇りに思えるようになったという受講生も多い。この講座で埼玉の魅力を再発見してほしい」話す。

 今期は、メヌマポマードの井田友平、日本の製紙王の大川平三郎など5人を取り上げる。日程は9月10日、10月8日、11月12日、12月10日、来年3月10日。3月の回では東京都北区にある渋沢栄一ゆかりの飛鳥山公園を見学。定員50人(先着順)。受講料9500円。会場はさいたま市立中央図書館。

 申し込みは今月までに、住所、氏名、年齢、電話番号を明記し、はがき(〒336─0022 さいたま市南区白幡3の6の10 さきたま出版会内「さきたま文化研究会」)か、メール(saitamagaku@gmail.com)で。

 問い合わせは、同研究会(090・2635・4614)へ。

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