2015年8月1日(土)

犬のふん取り器は“キャッチ”の時代へ 足腰曲げず、処理楽に

犬の置き物で実演する佐藤さんと、ワンキャッチャーのポスター(左)

 「取る」から"キャッチ"の時代へ―。そんなうたい文句の「犬のふん取り器 ワンキャッチャー」を、川越市小仙波町のペット商品製造販売業「ディアードッグ」が製造・販売している。ふん取り時の姿勢や処理が楽になることから、すでに2000本以上を販売。高齢化社会へ向け、この商品さらに"くる"かもしれない。

 同商品は、アルミ製の棒(柄)の先に一部分がつながっていない円状の部品をつけたもの。その円状部分に通し穴がある専用の袋を通し、肛門のそばに袋を近づけてふんを"キャッチ"する。簡単にいえば、虫取り網の要領だ。

 全長が約55センチ(タイプによって異なる)あるので足腰を曲げる負担が軽減される。地面に落ちると処理に苦労する下痢のようなふんには特に便利だ。全てアルミ製なので、軽い・丈夫・衛生的の三拍子。袋はそのままゴミに出せるという。

 考案したのは同社の佐藤博さん(69)。以前は犬を飼っていて、マナーの悪い飼い主が道端などに放置したふんが気になっていた。また、「人間は横着。拾うという行為をおっくうに思うもの」と人間の心理を感じ取ってもいた。

 試作を続けて完成させ、約15年前には実用新案を取得した。それでもあくまで「自分のための物だった」が、売ることを勧められて販売することに。犬のフェスティバルに出店したり、当時経営していた会社の店先で売り始めた。新案を取ってから約1年後のことだった。

 現在は宅配専門で販売していて、ホームページはない。ふじみ野市など川越市周辺の街中にはポスターが貼られていて、「500枚は貼ってある」という。佐藤さんは「これで街がきれいになってくれれば。"彩の国"ですから」と笑って話していた。

 超ミニタイプ中(全長約35センチ)1700円。ショートタイプ中(全長約55センチ)1800円。他に2種類あり。専用袋(100枚入り)1400円。全て税別。

 問い合わせは、同社(049・224・8888)へ。

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