2015年6月30日(火)

須藤市議の当選無効 狭山市選管が決定「居住実態なし」

 狭山市選挙管理委員会は30日、狭山市議選(4月26日投開票)で初当選した須藤梓市議(26)の当選を無効とする決定をした。公選法の立候補要件となる投票日から3カ月前の1月26日時点で、同市内に住所がなく、居住実態が認められなかったと判断した。

 同市選管は須藤市議本人から聞き取りをするなど調査。それによると、須藤市議は1月20日に住民登録を済ませているが、(1)住居の契約手続きは1月30日からで、それ以前は鍵を渡されていないため居住できなかった(2)1月20日から同30日までは狭山市内の知人宅、海外、実家などに一時的に滞在していた(3)水道使用開始契約は1月17日にしているが、2月9日検針時の水道使用量はゼロ立方メートルだった(4)電気、ガスの開始契約は2月下旬だった―とし、当選取り消し理由を説明した。

 当選無効の決定を受け、同日夕に会見した須藤市議は「居住実態があると説明してきたが、主張が受け入れられず誠に残念。県選管に審査を求め、必要な手続きを取っていきたい」と争う姿勢を示した。市選管の決定に不服がある場合、決定翌日から21日以内の7月21日までに県選管に審査申し立てができる。これらの審査や司法判断を含め、結果が確定するまでは市議の身分を失うことはない。

 4月の狭山市議選で当選した須藤氏を含む3市議については、市民から居住実態をめぐり当選に異議があるとして申し立てがあり、市選管が調査。須藤氏以外の2市議に関する申し立ては却下した。

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