2015年3月25日(水)

新駅設置へ 秩父鉄道と熊谷、行田市が協定

新駅設置に関する協定書を締結した(左から)大谷隆男秩父鉄道社長、富岡清熊谷市長、工藤正司行田市長=24日午後、熊谷市役所

 熊谷、行田両市と秩父鉄道(本社・熊谷市)は24日、同鉄道持田―熊谷駅間の新駅設置に関する協定書を締結した。新駅は両市の境目に位置する熊谷市戸出に2017年3月開業する予定。地元の要望を受けて設置する「請願駅」で、駅舎建設などの事業費約1億9200万円は両市で折半する。

 新駅は熊谷駅から3・3キロ、持田駅から1・5キロの立地。同鉄道36番目、熊谷市はJRも含めて8番目、行田市にとっては6番目の駅となる。計画では、線路の南側に約70メートルのホームを建設。行政手続きや駅名の選定を進め、来春から着工する。熊谷市役所で会見した同鉄道の大谷隆男社長は「1日750人の利用を見込んでいる」と述べた。

 開業に向けて、熊谷市は約1億5千万円、行田市は約7800万円掛けてアクセス道路を整備する。熊谷市域は市街化調整区域で物流拠点が集積し、行田市域は市街化区域で住宅地が広がる。新駅がもたらす効果について、熊谷市の富岡清市長は「周辺の開発がしやすくなり、流通センターの機能が上がる」、行田市の工藤正司市長は「宅地開発が進み、人口増加につながる」と期待を寄せた。

 両市は30年以上前から新駅の設置を要望。同鉄道から前向きな回答を得たため、12年4月から3者で採算性などについて協議を進めてきた。

購読申し込み 携帯サイト