2015年2月27日(金)

川口ひき逃げの被告、出廷せず延期3回目 弁護士も困惑

 川口市内でひき逃げ事件を起こしたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた川口市西青木、韓国籍の元タクシー運転手金龍浩被告(64)が、さいたま地裁で27日に行われる予定だった判決公判に出廷せず、3月9日に延期された。出廷しなかったのは、昨年12月26日の初公判と今月6日の判決公判に続き3回目。松岡幹生裁判官は「次回、なぜ出廷しないのか問う必要がある」として、引き続き弁護士に連絡を取るように求めた。

 金被告は検察側から懲役3年を求刑されている。弁護士によると、金被告は出廷しない理由について「生活が苦しく1日1食しか食べていない。裁判どころではない」と話していたという。

 弁護士は今月6日に予定されていた判決公判後、金被告の自宅を訪問。在宅の様子はなく、電話をかけても応答がない状態が続いている。弁護士は「どこでどうしているのか分からない。どういった理由で出廷しないのかも分からず、見通しが立てられない状態」と困惑した様子。引き続き連絡を取り、出廷するように働き掛けるとしている。

 起訴状などによると、金被告は昨年9月6日午前0時25分ごろ、客を乗せたタクシーで川口市末広の市道を走行中、酔って路上で寝ていた山盛栄三さん=当時(73)=をひいて、救護措置などを取らないまま逃走し、山盛さんを死亡させたとされる。

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