2015年2月23日(月)

高校図書館司書が選んだ10冊 県内書店などでフェア

高校図書館司書の「イチオシ本」を紹介するブックフェア=春日部市南の「リブロララガーデン春日部店」

 埼玉県の高校図書館司書が選んだ「イチオシ本2014」を紹介するブックフェアが、県内の書店や公共図書館約80カ所で開かれている。

 同館フェスティバル実行委員会(木下通子委員長・県立春日部女子高校司書)が主催し、今年で5回目。13年11月から14年10月までに出版された本が対象。105人の学校司書が「ぜひ、高校生に薦めたい」との思いで投票し、延べ237タイトルが推挙された。

 1位に選ばれたのは佐々涼子さんの「紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場」。東日本大震災で被災した日本製紙石巻工場の、復興までの道筋を丹念にルポしたノンフィクション作品。

 2位の「明日の子供たち」は、児童養護施設を舞台に、そこで生活する子どもたちや職員の本音をリアルに描いた作品。3位の「本屋さんのダイアナ」は、家庭環境が全く違う2人の女の子の、8歳から23歳までの15年間の成長を追った青春小説。

 「ベスト10」は今月20日に発表された。県内の書店などでは順次「イチオシ本フェア」のコーナーを設けて紹介する。

 春日部市の書店「リブロララガーデン春日部店」では、来月中旬ごろまで展示する予定。慶田雅子店長(33)は「本のラインアップが他の大賞と違い、絵本やノンフィクションなど、多彩で面白い」と話していた。

【埼玉県の高校司書が選んだイチオシ本ベスト10】

(1)「紙つなげ!彼らが本の紙を造っている再生・日本製紙石巻工場」佐々涼子著(早川書房、1620円)
(2)「明日の子供たち」有川浩著(幻冬舎、1728円)
(3)「本屋さんのダイアナ」柚木麻子著(新潮社、1404円)
(4)「鹿の王上(生き残った者)」上橋菜穂子著(KADOKAWA、1728円)
(5)「わたしはマララ教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女」マララ・ユスフザイ/クリスティーナ・ラム著金原瑞人/西田佳子訳(学研パブリッシング、1728円)
(6)「ハケンアニメ!」辻村深月著(マガジンハウス、1728円)
(6)「似ていることば」文・おかべたかし/写真・やまでたかし著(東京書籍、1404円)
(8)「悟浄出立」万城目学著(新潮社、1404円)
(9)「八月の六日間」北村薫著(KADOKAWA、1620円)
(10)「ぼくのニセモノをつくるには」ヨシタケシンスケ著(ブロンズ新社、1512円)

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