2015年2月4日(水)

輝け国立大学の星 埼玉大から2選手がBCリーグへ

埼玉大学からBCリーグへ。右から永井克弥さん、戸谷亮太さん、飯泉健司同大学硬式野球部部長=さいたま市桜区の埼玉大学教育学部

 地域に密着したプロ野球独立リーグのルートインBCリーグに、埼玉大学(さいたま市桜区下大久保、山口宏樹学長)教育学部から2選手が入団する。戸谷亮太さん(22)=入間市=が熊谷の武蔵ヒートベアーズ、永井克弥さん(22)=さいたま市=が群馬ダイヤモンドペガサスでプレーする。同大学卒業生のプロ野球選手は初めてで、2人の「国立大学の星」に期待が掛かっている。

 2人は関甲新学生野球連盟2部リーグの埼玉大学硬式野球部に所属。戸谷さんはエース、永井さんはキャプテンで4番としてチームを支えてきた。特別な予算や野球推薦の入学枠などがない中での快挙に、大学関係者も驚きの表情を見せる。

 チームメートとして切磋琢磨(せっさたくま)し、大学在学中に実力を伸ばした2人。戸谷さんは「大学に入って投げ方を変えてから安定感が出た」、永井さんは「練習で全てボールの芯に当てることを意識した」と成長を振り返った。

 2人はBCリーグの合同トライアウトなどを経て、2チームへの入団を決めた。戸谷さんは入間藤沢中学、県立所沢北高校から同大学総合教育科学専修へ。入団するのは、地元埼玉で今季からBCリーグに加わる武蔵ヒートベアーズ。チーム設立に当たり地元枠で選出された。左投げ・左打ち、制球力とマウンド度胸が持ち味だ。

 群馬県高崎市出身の永井さんは大学在学中、さいたま市内で1人暮らし。生まれ育った群馬のチームで新たな一歩を踏み出す。大学では理科専修で生物が専門。卒業論文では、ウニが発する酵素について研究した。身長188センチ、体重100キロの恵まれた体格。「長打タイプと思われがちだが、打率が高い」と強みを語る。

 卒業生2人が同時にBCリーグの野球選手に。硬式野球部部長で同学部国語専修の飯泉健司教授は「本来なら先生になってもらいたいところだけれども、どんな人生になるにしても素晴らしい選択。国立大学の星となれるよう、感謝の気持ちを忘れずに頑張ってほしい」と期待を寄せる。

 戸谷さんは「新しくできるチーム。これからチームの形が決まる中で、目立っていけるよう頑張りたい。BCリーグでいろいろなことを吸収し、さらに上を目指したい」。永井さんは「最終的な目標はNPBで野球をすること。まずは練習からアピールし、BCリーグの試合に出たい。首位打者を目指したい」と力強く抱負を語った。

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