埼玉の高校生、3賞受賞…全国高校フードGPに初出場、川越総合高の「タマシャモカレー」 ルーのスパイシーさ、鶏肉の歯応えも高い評価 来場者の試食投票では最多得票数を集める
高校生が地域の食材や食文化を生かした食品開発に挑む「第13回全国高等学校フードグランプリ」(伊藤忠食品主催、文部科学省、農林水産省など後援)が1日、都内で開かれ、愛知県立三谷水産高校(同県蒲郡市)の「愛知丸が釣ったかつおと生きくらげの梅しそじゅれ」が大賞の文部科学大臣賞に輝いた。初出場した県立川越総合高校(川越市)の「タマシャモカレー」はイオン賞、キリンビバレッジ「365日、午後ティーライフ」賞など3賞に輝いた。
今年のコンクールは「商品開発部門」と今後の商品化に向けたアイデアを募る「チャレンジ部門」に過去最多の60校169商品がエントリー。この日の本選には2度の予選を勝ち抜いた全国6校が出場した。
会場は大勢の買い物客らでにぎわう東京・池袋のサンシャインシティ噴水広場とあって、各校の生徒らは緊張した面持ちながらも、練習を重ねてきたプレゼンテーション内容を全力で審査員にアピール。川越総合高の生徒らは県内唯一の銘柄鶏「タマシャモ」を使ったオリジナルカレーの希少性とおいしさ、食品ロス削減にもつながる取り組みを発表した。
カレーの具材に使うタマシャモの飼育期間は一般的なブロイラーと比べて2倍ほど長く、日本三大地鶏(名古屋コーチン、比内地鶏、薩摩地鶏)にも劣らない品質。餌に県立狭山工業高校(狭山市)で栽培した和紅茶を与えてうまみを増し、県立蓮田特別支援学校(蓮田市)との農福連携で誕生したパッケージデザインなども紹介した。同商品はこれまで学校の文化祭や地域イベントでの評価も高く、生徒らは「県内の道の駅でも販売し、ご当地カレーとして地元を盛り上げたい」と抱負を語った。
最終審査はプレゼン力に加えて、ネーミング・パッケージデザイン、価格の妥当性や商品の流通性(物流・販売面)など7項目で採点。タマシャモカレーはルーのスパイシーさや鶏肉の歯応えなども高く評価され、来場者の試食投票で最多得票数を集めた。
審査は食品や流通業界のプロ12人が務め、川越総合高の商品は「量販店などで商品陳列しやすいように、パッケージを箱にした方がより良い」などとアドバイスをもらっていた。
受賞一覧は、次の通り。
【文部科学大臣賞、名糖運輸CHILLED LINE MEITO賞】愛知県立三谷水産高校「愛知丸が釣ったかつおと生きくらげの梅しそじゅれ」
【イトーヨーカ堂賞、虹と満月と賞、FOODATA賞】愛知県立愛知商業高校「とろ蜜ショコラ」
【大丸松坂屋賞、地域貢献賞】北海道留萌高校「カズチー親子ふりかけ」
【イオン賞、キリンビバレッジ「365日、午後ティーライフ」賞、来場者賞】県立川越総合高校「タマシャモカレー」
【K・HOUSE賞、アサヒ飲料カルピス賞】福島県立喜多方高校「きせ菊のMix」
【大和ハウス賞、大塚食品ビタミン炭酸マッチ賞】長崎県立佐世保南高校「佐世保南校生が作った佐世保みかんポン酢」








