埼玉新聞

 

「世界に認められた」と歓喜の声 無形文化遺産登録、ゆかりの地元

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 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産への登録が勧告された「書道」の用具産地などでは5日、「待ち望んでいた」「世界に認められた」と歓喜の声が相次いだ。文化継承への期待感も高まった。

 2011年の東日本大震災で大きな被害に遭った宮城県石巻市雄勝町は、室町時代からすずりの一大生産地として知られる。雄勝硯生産販売協同組合の沖津俊一理事長(66)は「(勧告が遅れて)そわそわした。待ち望んでいたので大変うれしい」と声を弾ませた。

 需要減に苦しむ中、震災で職人や商品が被災し、さらに打撃を受けた。「手を動かして墨をすり、紙に筆で文字を表現する一連の営みの豊かさが再認識された」と話し「書道への関心が高まり、雄勝硯にも興味を持ってほしい」と期待した。

 書道用紙の全国シェア7割を占めるとされる愛媛県四国中央市。全国の高校生が参加する「書道パフォーマンス甲子園」の事務局もある。市魅力創発課の鈴木健生課長は「機運を生かし、紙と書がともにある町として今後も日本が誇る文化の発展に寄与したい」と力を込めた。

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