【ねんりんピック】県勢初2連覇目指す 競技人生に妻への感謝 ペタンク・深谷市の富岡道雄選手(76)
ペタンク埼玉県代表として今回、初出場する深谷市の富岡道雄選手(76)。チーム名は、所属する同市上柴地区を代表して、「神しばーず」だ。森信介選手、恵美子選手ご夫妻と共に3人一組の出場で、埼玉県勢としては初の2連覇を目標にしている。「出るからにはやっぱり勝ちたい。優勝したい」と闘志を燃やしている。
ペタンクとの出合いは47歳の時だった。公民館活動で地域の先輩から、「ペタンクをやってみないか」と声をかけられたのがきっかけ。初めて参加した深谷市のミニ大会でいきなり3位になり、のめり込んだ。
もともと、小学校時代は足の速さを生かした野球やソフトボール、中学では卓球、高校ではブラスバンドをやるなど、スポーツや音楽に親しんできた。だが、ペタンクの「奥深さ」は、想像以上だった。
目標球(ビュット)からわずか30センチ以内にボールを寄せる「ポアンテ」の妙技。そして、相手のボールを豪快にはじき飛ばす「ティール」の爽快感。頭脳戦と緻密なコントロールが融合したこの競技に、みるみる夢中になっていった。
「最後の一投で相手のボールを飛ばして逆転するケースもあるし、自分が考えた通りにできた時は感動。攻めも守りもあるし、気持ちがいいというか、面白い」と魅力を語る。
そんな自身の挑戦を陰で支え続けてきたのが、妻の清美さん(77)だ。練習場の熊谷まで毎回車で送ってもらうほか、日々の健康管理や試合当日の忘れ物チェックまで、こまやかな気配りをしてくれる。毎週のように大会に出場できるのも妻のおかげだ。「感謝しても感謝しきれない。当たり前だと思わず、その気持ちを常に持って過ごさないと」と語る。
日本選手権で2回の優勝を飾った実力者。そのうちの1回は、準優勝が今回のチームメートの森信介選手のチームだったという。かつてのライバルが最高の仲間になり、深谷のレジェンドが、夫婦の深い絆を胸に新たな歴史の扉を開きにいく。








