埼玉新聞

 

怖いことなら無限に書けます「真空ジェシカ」のガクが初エッセー集

  •  インタビューに答える「真空ジェシカ」のガク=東京都内

     インタビューに答える「真空ジェシカ」のガク=東京都内

  •  「饅頭以外ぜんぶこわい」

     「饅頭以外ぜんぶこわい」

  •  ポーズをとる「真空ジェシカ」のガク=東京都内

     ポーズをとる「真空ジェシカ」のガク=東京都内

  •  インタビューに答える「真空ジェシカ」のガク=東京都内
  •  「饅頭以外ぜんぶこわい」
  •  ポーズをとる「真空ジェシカ」のガク=東京都内

 漫才日本一を決める「M―1グランプリ」で5年連続の決勝進出を果たしているお笑いコンビ「真空ジェシカ」のガクが初めてのエッセー集「饅頭以外ぜんぶこわい」(新潮社)を刊行した。「怖いことなら無限に書けます」と胸を張る。

 小心者でありながら芸人という職業を選んだ著者が、世の中にあふれるさまざまな「怖いもの」をユーモラスにつづった。「怖がりであることと人前に出る仕事をどう両立しているのかと問われたら、いまだに解決できていません」

 例えば運動が苦手だという著者にとって、野球は「小さくて硬い球を、人がいる方に投げる」野蛮な球技と映る。スポーツが得意な人は「誰かの動作を真似するのがうまい」とし、それができないことで芸の幅にも影響しているとうなだれる。

 「以前、相方から『こういう動きできる?』とリクエストされたことができず、なくなったコントがあります。自分の操作があまりできないんです…」

 相方の川北茂澄の結婚式に参列した際のエピソードも収録。奇想天外な芸風で知られる川北がせっかくの晴れ舞台を「なるべく短い時間で」終わらせようとしたため、ボケだと伝わるように、必死にツッコミのヤジを飛ばし続けた。

 「本当は『何でだよ!』と短くつっこんだ方が収まりがいい。でも僕の場合『何でそんなことになっちゃったの?』という方が自然なんです」

 今年も年末のM―1に向けて期待がかかる。昨年はネタ冒頭のアドリブで失敗して「しばらく『お笑い』を見ることができなかった」ほど落ち込み、ついにM―1も怖いものになった。「いまだに川北からいじられることがあります。いいかげん、切り替えさせてくれという気持ちです」

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