金子賞のYOSHIKI「愛を分かち合うのが進む道」
米国を拠点に活動するアーティストのYOSHIKIが、日米友好への寄与を顕彰する金子堅太郎賞の特別賞を受賞した。共同通信のインタビューに「世の中が分断されてきている肌感覚がある。音楽家として、日米や他の国との絆に貢献できればうれしいです」と、穏やかな口調に真心をにじませて語った。
ロックバンド「X JAPAN」の米進出は1992年。今ほど多様性に寛容ではなく、日本や韓国の音楽に観客が沸く現状は「夢物語」だった。「最初はがむしゃらに、自分の音楽を世界に届けようとした」。米国に集う国籍も人種も多様な人々の価値観を謙虚に学び、道が開けたという。
東京都内での授賞式では代表曲「Forever Love」をピアノで演奏。相手を思う人間味を「愛」と表現し「AI(人工知能)の台頭で、人間とは何か考える時代になった。やはり愛が大切で、音楽を通じて愛を分かち合うのが僕の進む道だと思う」と話す。
熊本地震や米ロサンゼルスの山火事の被災者を支援するなど、国際的な慈善活動も評価された。「人を救うことで実は自分が救われている。僕自身、希望に満ちた毎日ではないけれど、生きていていいんだと思えます」
バンド名の「X」に触れ「無限の可能性という意味。それを追求し夢を成し遂げる形で、応援してくれる方たちに恩返ししたいです」。長年活躍を続けるが、まだ「扉を開けた」段階だと語る。「アメリカンドリームという、扉の向こう側に足を踏み入れたい」











