埼玉新聞

 

魅力的な主人公を描けた 映画「RYUJI 竜二」全国公開

  •  映画「RYUJI 竜二」のメインカット((C)2026「RYUJI」製作委員会)

     映画「RYUJI 竜二」のメインカット((C)2026「RYUJI」製作委員会)

  •  水田伸生監督

     水田伸生監督

  •  作品への思いを語る水田伸生監督

     作品への思いを語る水田伸生監督

  •  映画「RYUJI 竜二」のメインカット((C)2026「RYUJI」製作委員会)
  •  水田伸生監督
  •  作品への思いを語る水田伸生監督

 1983年に公開された“伝説のヤクザ映画”を柳楽優弥主演でリメークした映画「RYUJI 竜二」(10月30日全国公開)。水田伸生監督は「原作の世界観を生かしつつ、現代の観客の鑑賞に堪える魅力的な主人公を描けた」と手応えを語る。

 舞台は84~90年の新宿・歌舞伎町。裏社会に身を置く竜二(柳楽)は弟分に慕われる情に厚い男だ。妻子のため一度は極道から足を洗うが、昔の仲間が助けを求めてきて…。

 原作は俳優金子正次が脚本を手がけ、自ら主演して製作。暴力描写に頼らず主人公の生きざまに迫った作品として高く評価された。公開8日後に金子が病死したこともあり、映画ファンの心に鮮烈な印象を残している。

 そのリメークを託された水田監督。当初は「これだけファンの多い作品の何を新しくすればいいのか?」と頭を悩ませたという。脚本を何度も練り直し、7年がかりで新たな竜二像を構築した。

 極道とかたぎの間で揺れ動く竜二を「優しすぎて誰の手も離せない男」と再定義。誰も彼もに頼られ、背負いきれないほどの責任を引き受けた竜二の葛藤に焦点を絞った。「せりふに表れない竜二の心の動きまで、柳楽さんが見事に表現してくれた」と感謝する。

 見どころの一つはカジノの場面。「原作の大ファンという人気俳優が出たいと直談判してきて、一瞬だけ出演している。探してみてください」

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