元国連人権高等弁務官に平和賞 南アフリカ出身のピレイ氏
2026/10/09/18:33
【オスロ共同】ノルウェーのノーベル賞委員会は9日、2026年のノーベル平和賞を、南アフリカ生まれで国際刑事裁判所(ICC)裁判官を務めたナバネセム・ピレイ元国連人権高等弁務官(85)に授与すると発表した。トランプ米政権によるICC裁判官らへの制裁を念頭に「国際法システムは強大な圧力を受けている」と強調。ピレイ氏を「国際法の偉大な守護者の一人」だと評価した。
同委員会は世界で法の支配が脅かされている現実に危機感を表明。世界で多くの戦争や紛争が起きている中「国際法はもはや平和と安全を補完するものでなく、絶対に不可欠なものだ」と指摘し、ピレイ氏の功績を「国際法の影響力を拡大した」とたたえた。
ピレイ氏が戦争犯罪や人道に対する罪、ジェノサイド(集団殺害)が確実に起訴されるよう重要な役割を果たしてきたとも説明した。
トランプ政権はICCを敵視しており、日本の赤根智子所長(70)らに制裁を科し、各国に脱退を呼びかけている。
昨年はベネズエラの野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏が受賞した。












