【シトウレイの街角スタイル研究所】「2026年秋編」 要注目!神宮前2丁目 実力派ブランドが密集
シトウレイです、こんにちは! 今回のテーマは、新しいムーブメントが起こっている原宿の「神宮前2丁目」エリア。どの駅からも徒歩10分ほどかかりますが、ここを仕事や遊びの拠点とする“原宿ローカル”が集まる場所があり、実力派日本ブランドのショップが続々オープン…と、ストリートの熱気あふれる、かつての「裏原」のような状態になっているんです。
原宿ファッションやスニーカー好きはもちろん、デザイナーやミュージシャン、アーティストなど大勢の変わり者が約束もなく集まるのが、コーヒー&たこ焼きの店「いちひく」。偶然居合わせた客同士もワイワイ盛り上がり、まさに、昔の裏原が集約されているような雰囲気! ここでのおしゃべりがきっかけで地元系ブランドのコラボアイテムができるなど、コーヒースタンドの枠を超え、「人をつなぐ架け橋」となっているんです。
観光地化されインバウンド(訪日客)も増えて、たまる場所がなくなってしまったこの街に、「何となく集まる場所」ができ、原宿カルチャーの復活を感じます。若手デザイナーやキッズと大御所の先輩方がフランクに話せる風通しの良さも、大きなポイントです。
加えて、メンズの色気を感じさせる「ベッドフォード」や「アプレッセ」の旗艦店、「オリミ」のデザイナーが営むセレクトショップも。東京のファッションシーンで頼れる兄貴的な存在の「メゾン ミハラヤスヒロ」が昨年、このエリアに旗艦店を開いたのに続き、話題の日本ブランドの出店が加速しています。
今年に入り、唯一無二のダメージ・エイジング加工が特徴の「アンセルム」直営店が2月に、国産デニムが人気の「タナカ」が8月にアトリエ兼ショップをオープン。「ミハラヤスヒロ」の向かいには、中堅が率いる「ケイスケヨシダ」「カミヤ」のショップもでき、すっかり密集地に。
デザイナーに理由を聞くと、「原宿や表参道から少し離れた落ち着いた感じが好き」(「ミハラヤスヒロ」三原康裕)、「地元の岡山に似た雰囲気が気に入って」(「アンセルム」山近和也)などなど、ゆったりとした空気感が決め手になっているようです。
駅から遠く、「ついでに寄る」ではなく「ここをめがけて行く」という立地条件も、ブランドの世界観を表現する旗艦店にふさわしいと言えます(喧騒の中だと、伝えたい世界観が他の雑多な情報に紛れてしまいますしね!)。
ファッション、カルチャーの芽吹きは、人も場所も風通しの良い場所から始まるのだと思います。神宮前2丁目、要注目エリアです。(ストリートスタイルフォトグラファー、写真も)
シトウ・レイ 石川県生まれ。早稲田大卒。雑誌で活動し始め、日本を代表するストリートスタイルフォトグラファーに。メディアで幅広く活動する他、ユーチューブで最新のファッション事情をリポートしている。













