埼玉新聞

 

体へ悪影響…埼玉で“PFAS”超過、3カ所で確認 事業所の周辺 これまで調査した73カ所は井戸、28カ所で超過が確認された 事業所の北東から南東にかけ、汚染が扇状に広がる さらに500メートル圏内を調査へ

  • 【ちなみ】水道・蛇口=生活、暮らし、水イメージ

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  • 【地図】熊谷市

    熊谷市の位置

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 熊谷市妻沼の防災設備会社「能美防災妻沼東事業所」敷地内の地下水などから、国の指針値を大幅に超える有機フッ素化合物(PFAS)が検出された問題で、熊谷市は17日、同事業所の周辺で実施した追加の水質調査結果を発表。対象となった井戸19カ所のうち、3カ所で1リットル当たり50ナノグラム以下の指針値を超えていることが分かった。

 5回目となる調査は、前回超過が判明した井戸からさらに地下水流向の下流側半径500メートル圏内で、8月6日から17日にかけて行われた。検出されたのは、地下水の国指針値の4倍となる200ナノグラム~1・8倍の91ナノグラム。市環境政策課によると、いずれも飲用には使用されていないという。飲み水としていた1カ所は、指針値を超えていなかった。今回超過が分かった井戸は、同事業所から約2キロ離れている。第1回調査からの合計では、井戸73カ所のうち28カ所で超過が確認された。

 同事業所からの排水の接続地点などでも、定期的に調査。法律や県条例に基づく排水基準はないが、7月13日と8月17日に地下水の国指針値を超えた。そのため、7月30日と9月1日に緊急河川調査を実施。指針値を下回っていることが確認された。同課は過去に使用された敷地内の残留PFASが、何らかの原因で混入したとみている。同事業所は排水経路の洗浄などを行い、対策を進める予定。

 同課は地下水の汚染は同事業所の北東から南東にかけて扇状に広がっているとして、今回指針値超過が明らかになった井戸から地下水の流向下流側500メートル圏内に対象地域を拡大し、水質調査を行う。

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