埼玉新聞

 

【東京ウオッチ】時代を超え、心癒やす自然への郷愁―英仏19世紀後半の名作、松岡美術館コレクションから いまのTokyoをつかむイベント情報(5日~13日)

  •  ベンジャミン・ウィリアムズ・リーダー「北ウェールズの穏やかな午後」(1885年)(提供写真)

     ベンジャミン・ウィリアムズ・リーダー「北ウェールズの穏やかな午後」(1885年)(提供写真)

  •  オーギュスト・ルノワール「リュシアン・ドーデの肖像」(1879年)(提供写真)

     オーギュスト・ルノワール「リュシアン・ドーデの肖像」(1879年)(提供写真)

  •  ウジェーヌ・ブーダン「海、水先案内人」(1884年、上)、クロード・モネ「サン=タドレスの断崖」(1867年)(提供写真)

     ウジェーヌ・ブーダン「海、水先案内人」(1884年、上)、クロード・モネ「サン=タドレスの断崖」(1867年)(提供写真)

  •  日本発のブランド「PREEK(プリーク)」のジュエリー(提供写真)

     日本発のブランド「PREEK(プリーク)」のジュエリー(提供写真)

  • 「アークヒルズ 秋祭り」のおみこし渡御=東京・赤坂(提供写真)

    「アークヒルズ 秋祭り」のおみこし渡御=東京・赤坂(提供写真)

  •  ベンジャミン・ウィリアムズ・リーダー「北ウェールズの穏やかな午後」(1885年)(提供写真)
  •  オーギュスト・ルノワール「リュシアン・ドーデの肖像」(1879年)(提供写真)
  •  ウジェーヌ・ブーダン「海、水先案内人」(1884年、上)、クロード・モネ「サン=タドレスの断崖」(1867年)(提供写真)
  •  日本発のブランド「PREEK(プリーク)」のジュエリー(提供写真)
  • 「アークヒルズ 秋祭り」のおみこし渡御=東京・赤坂(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント

 【5日(土)】

 ▽「風そよぐ情景 ヴィクトリア朝絵画・フランス印象派」(~10月12日、港区)

 松岡美術館の西洋絵画コレクションから、19世紀後半の英国とフランスの風景画など35点を紹介する展覧会が開催されている。同館は実業家・松岡清次郎が半世紀にわたり収集した美術品を基礎に、新橋で1975年創設、2000年に現在の白金台へ移転した。

 副館長の松岡真理さんは「急速な工業化と都市化が進んだ19世紀後半、人々が感じた自然への郷愁を、当時の英仏の画家たちは、それぞれの技法で表現した」と語る。

 森や川の美しさを細密に描き込んだ英国のベンジャミン・ウィリアムズ・リーダーの「北ウェールズの穏やかな午後」(1885年)など、緻密な技法を駆使した英国画家たちの油彩画が並ぶ。

 一方、同時代のフランスの画家たちは、光と空気を感じさせる柔らかな筆致で風景を描いた。「睡蓮シリーズで人気のモネに、戸外で描く素晴らしさを教えたのがウジェーヌ・ブーダン。その深い影響関係に注目してもらいたい」。モネの初期作「サン=タドレスの断崖」(1867年)には、ブータンから学んだ空の表現が見られる。ブーダンの「海、水先案内人」(84年)も展示、2人の共通点を浮かび上がらせた。ルノワールのパステル画「リュシアン・ドーデの肖像」(79年)の優しく明るいタッチも印象的だ。

 絵画の知識がない人でも気軽に楽しめる作品を選んで構成したという。「アートは時代を超えて人間が共有できる情報。めまぐるしく技術が発展する今、19世紀の英仏絵画の色彩や情景を通して心を癒やしてほしい」

 ○そのほかのお薦めイベント

 【5日(土)】

 ▽「バーニーズ銀座でプリークの初イベント」(~13日、中央区)

 日本発のジュエリーブランドPREEK(プリーク)のポップアップイベントが「バーニーズ ニューヨーク銀座本店」で開催されている。同店でのプリークの展開は初めて。

 同ブランドは2018年に“日本でつくるジュエリーの新しい可能性”をコンセプトに掲げ、デザイナーの芦沢佳澄さんが設立した。日本に古くから息づく「曖昧さ・複雑さ・はかなさ」の美学と、その精神性を、日常的になじむジュエリーとして表現。ぬくもり、柔らかさ、愛情といった人間らしさを込めたデザインが特徴だ。無機質なスターリングシルバーをベースに、ゆがみのあるバロックパールや、宝石彫刻を扱う伝統工芸士が削り出した天然石などを素材としている。

 イベントでは普段店頭で紹介していないファインジュエリーも展開。人気のハートストーンリングと組み合わせて楽しめる新作も登場する。

 ▽「美術展とコラボメニュー」(3日~10月31日、港区)

 六本木の国立新美術館で9日から開催される「ルーヴル美術館展 ルネサンス」にあわせ、新宿や吉祥寺、上野など「アフタヌーンティー・ティールーム」の都内各店舗で、名画から着想を得た秋の限定メニューが順次販売される。

 レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作「美しきフェロニエール」をテーマに、味わい、香り、彩りでルネサンスの世界観を表現。この絵に描かれた女性の額の飾りひもをラズベリーなどで再現したマロンショートケーキのほか、巨峰のブランマンジェやシャインマスカットのパルフェなど、秋のスイーツが登場する。この女性のドレスをイメージしたシックな色合いの「葡萄とベリーのジュレッティーソーダ」も提供し“芸術の秋”を味わえる。大阪、愛知、福岡の店舗でも展開。

 【11日(金)】

 ▽「アークヒルズ 秋祭り 2026」(~13日、港区、入場無料)

 開業40周年を迎えた赤坂・六本木エリアのランドマーク「アークヒルズ」で恒例の秋祭りが開かれ、伝統文化と現代都市の魅力を融合した多彩なプログラムを展開する。

 12日午後、東京都指定無形民俗文化財の伝統芸能「江戸太神楽」は、おはやしの音色に合わせ傘芸や獅子舞など数々の妙技を披露する。夕方にはアーク・カラヤン広場に巨大なやぐらが登場し、盆踊りを開催。仕事帰りの会社員から外国人観光客まで、国籍や世代を問わず誰もが踊りの輪に加われる。

 ハイライトは、おみこし渡御(13日12時~)。広場を出発したおみこしが、ヒルズや周辺の街を練り歩く。前日の12日午前に登場する子どもみこしは、この地域に秋を告げる風物詩となっている。子どもたちがかけ声をかけ、みこしや山車と共にヒルズ外周を1時間ほど巡行する。

 13日夜には、トランペッター島裕介さんがギターとのデュオで、ジャズスタンダードなどを演奏(18時~)。

 連日、ヒルズ内の名店や人気レストランによる特別屋台が並び“多国籍”の本格グルメや限定メニュー、冷たいドリンクを提供。12~13日は射的やヨーヨーすくい、綿あめなどを楽しめる縁日屋台も。

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