埼玉新聞

 

「染団辰」が初共演 人気の若手、歌舞伎座で

  •  記者の質問に答える市川団子

     記者の質問に答える市川団子

  •  撮影に応じる(左から)市川団子、市川染五郎、尾上辰之助=東京都中央区

     撮影に応じる(左から)市川団子、市川染五郎、尾上辰之助=東京都中央区

  •  記者の質問に答える市川染五郎

     記者の質問に答える市川染五郎

  •  舞踊の楽しみ方をすらすら答えた尾上辰之助(右)に対し、「一言一句言われた」と当惑する(左から)市川団子、市川染五郎、尾上辰之助=東京都中央区

     舞踊の楽しみ方をすらすら答えた尾上辰之助(右)に対し、「一言一句言われた」と当惑する(左から)市川団子、市川染五郎、尾上辰之助=東京都中央区

  •  撮影に応じる(左から)市川団子、市川染五郎、尾上辰之助=東京都中央区

     撮影に応じる(左から)市川団子、市川染五郎、尾上辰之助=東京都中央区

  •  記者の質問に答える市川団子
  •  撮影に応じる(左から)市川団子、市川染五郎、尾上辰之助=東京都中央区
  •  記者の質問に答える市川染五郎
  •  舞踊の楽しみ方をすらすら答えた尾上辰之助(右)に対し、「一言一句言われた」と当惑する(左から)市川団子、市川染五郎、尾上辰之助=東京都中央区
  •  撮影に応じる(左から)市川団子、市川染五郎、尾上辰之助=東京都中央区

 ファンから「染団辰」と呼ばれる注目の若手歌舞伎俳優市川染五郎、市川団子、尾上辰之助が、東京・歌舞伎座「秀山祭九月大歌舞伎」で初めてそろって舞台に立つ。3人で幕開きを任され、染五郎は「歌舞伎のおおらかさ、華やかさ、様式美を感じていただく一幕にしたい」と意気込む。刺激を与え合う同世代の共演に、期待が高まる。

 共演する舞踊「春調娘七種」は、あだ討ちで有名な曽我五郎(染五郎)と十郎(団子)に、源義経の恋人・静御前(辰之助)が登場する趣向だ。プライベートでも親交のある仲間との上演となり、団子は「(稽古で)にやけてしまうようなうれしい気持ちはあるけど、だらける雰囲気じゃなく高め合う感じ」と笑顔だ。「関係性は舞台に出る。ばらばらにならず(舞踊の)音ハメの楽しさも忘れないようにしたい」と話す。

 辰之助は「そろい過ぎてもそろわなさ過ぎても踊りは良くない。3人だからこそ、いい意味での気の使わなさがある。それぞれ思い描いているものを出して調和する」とあうんの呼吸に自信を見せる。

 時代物の名作「ひらかな盛衰記 逆櫓」でも、3人で船頭をつとめる。出番は少ないが、辰之助は「秀山祭のメインディッシュ(となる演目)。3人とも(松本幸四郎が演じる主役の)松右衛門を少なからずやりたいと思っているので勉強の意味も含めて出させてもらえるのは大きい」。

 染五郎は、祖父松本白鸚がこの演目に主演した際、子役で出たこともあり、舞台裏で父幸四郎に抱かれて、松の枝を上げる見えをまねていたエピソードを披露。「子役からステップアップして、3人で出られるのはうれしい」と喜ぶ。

 「“ど古典”に出させてもらうことが少ない」という団子は、逆櫓の立ち回りが祖父二代目市川猿翁が初演した「當世流小栗判官」に組み込まれていることに言及。「(芝居が)かかっている場でしか学べないことがある。祖父の歌舞伎は古典あってのもの。大元が一番大切なのでありがたい」と気合十分だ。

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