埼玉新聞

 

【東京ウオッチ】国内最古のビアホールで見知らぬ客同士が乾杯 常連、若者、外国人ら迎える美的空間 いまのTokyoをつかむイベント情報(29日~9月6日)

  •  店内正面に大型ガラスモザイク壁画が残るビヤホールライオン銀座七丁目店

     店内正面に大型ガラスモザイク壁画が残るビヤホールライオン銀座七丁目店

  •  ビヤホールライオン銀座七丁目店の井上法泰総支配人

     ビヤホールライオン銀座七丁目店の井上法泰総支配人

  •  フジサキタクマさんのモールアート作品(提供写真)

     フジサキタクマさんのモールアート作品(提供写真)

  •  レザーブランド「RoosterKing&Co.,」のポップアップストアで紹介されているベルト(提供写真)

     レザーブランド「RoosterKing&Co.,」のポップアップストアで紹介されているベルト(提供写真)

  •  台湾發祭で披露されるフラフープの芸(提供写真)

     台湾發祭で披露されるフラフープの芸(提供写真)

  •  店内正面に大型ガラスモザイク壁画が残るビヤホールライオン銀座七丁目店
  •  ビヤホールライオン銀座七丁目店の井上法泰総支配人
  •  フジサキタクマさんのモールアート作品(提供写真)
  •  レザーブランド「RoosterKing&Co.,」のポップアップストアで紹介されているベルト(提供写真)
  •  台湾發祭で披露されるフラフープの芸(提供写真)

 ◎今週の一推しトピック

 ▽「歴史を体験できる社交場に ライオン銀座七丁目店」(中央区)

 残暑の厳しい東京でにぎわいを見せる「ビヤホールライオン銀座七丁目店」。現存する日本最古のビアホールとして2022年に国の登録有形文化財に指定された。井上法泰総支配人は「飲食の枠を超え、お客さまが歴史や雰囲気を深く体験できる美術館のような空間。世界でもまれな場所だと思う」と語る。

 同店は大日本麦酒の馬越恭平社長が「後世に残るビアホールを」と建築家・菅原栄蔵に依頼し、1934年に創建。店内には大麦の収穫を描いたガラスモザイク壁画など、米国の建築家フランク・ロイド・ライトの影響を受けた菅原の意匠が当時のまま残る。戦禍や災害を免れ、92年を経た。

 文化財指定を機に急増した若者や外国人客に対応する一方、長年の常連客が好む注文料理も大切に残す。「作業効率化のために客とスタッフの交流が途絶えてはいけない」と、タッチパネル式メニューは導入していない。「演出として最近はプロジェクションマッピングも試みてはいるが、この店ではアナログな体験こそ大事にしてほしい」

 伝統の「一度注(つ)ぎ」によるビールや、客同士の交流が店の魅力だ。年に3~4回開催される生演奏は、見知らぬ客たちが輪になり共に歌う一体感を生む。ライオンのにぎわいは街全体の客足の指標ともされるため、「銀座の飲食の顔として責任がある。地域を盛り上げていくため、今後は異業種分野との連携も模索していきたい」。

 長年現場を支えるスタッフたちへの信頼も厚い。「拙い英語で注文を取ることもあるが、おかげで笑顔の交流が生まれている。高揚感と親近感が同居するこの“社交場”で、人生の1ページを刻んでいただきたい」

 ○そのほかのお薦めイベント

 【29日(土)】

 ▽「フジサキタクマ個展 MOLnarrative」(29日~9月15日、中央区・銀座蔦屋書店 GINZA ATRIUM、入場無料) 

 手芸用のモールを素材に、ポップな世界観の立体作品を生み出すアーティスト、フジサキタクマさんの個展が銀座で開催される。 

 アートディレクターとしても活躍するフジサキさんは、18年間にわたりモールが持つ表現力の可能性を探求してきた。近年はアジア圏など世界各国へ活動を広げている。

 創作の軌跡をたどる展覧会はポップカルチャーやトイカルチャー、デザイン、現代アートの境界を横断。おなじみのキャラクターなど、色彩豊かなオブジェの数々が並ぶ。手芸素材であるモールを駆使した造形は、少しいびつでありながら、見る人に懐かしい既視感を与える。

 フジサキさんは「モールと向き合い生まれたキャラクターは、私の思考や記憶、時代の空気を含んだ断片だ。ポジティブな発色から込み上げる楽しさがモールアートの魅力。ポップな世界観を自分の記憶や感情と重ねて楽しんでほしい」と話した。

 ▽「レザーベルトのポップアップ」(~30日、中央区、入場無料)

 レザーブランド「RoosterKing&Co.,」のポップアップストアが、銀座のGINZA SIX5階のセレクトショップ「SEVEN BY SEVEN GINZA」で開かれている。 

 同ブランドはレザークラフトマン・デザイナーの松崎幸臣さんが手がけ、独創的なレザーカービングとハンドメード技術で国内外から高い評価を得ている。今回のポップアップはショップとのコラボによる特別企画。

 100年以上の歴史を持つ米国の金属びょう製造会社「Standard Rivet Company」のスタッズを打ち込んだカスタムベルトの数々は注目だ。「SEVEN BY SEVEN」のデザイナー、川上淳也さんが買い付けた古着ベルトに、職人が手作業で装飾を施した。直接手に取り、アート性の高さを堪能できる。

 ▽「台湾發祭2026」(28~30日、11~20時、台東区、入場無料)

 台湾の魅力を「食べる」「見る」「感じる」イベントが、上野公園・竹の台広場(噴水前広場)で行われる。

 伝統芸能を中心としたステージコンテンツを多数紹介。29、30日午後には大迫力の「獅子舞演舞」や、フラフープ、足芸机、椅子倒立を披露する「雑技公演」が会場を盛り上げる(雨天中止)。初日の28日は、Miss VentiKeikoさんら人気DJが登場する「DJ TIME」(15時~)も予定。

 場内には、名物グルメこしょう餅の専門店「帝鈞」、大鶏排や小籠包で有名な「福来」などが出店。台湾水果茶などの人気飲料も味わえる。台湾カステラ専門店「銀座 台楽タンガオ」のスイーツも登場。

 占いや台湾式マッサージ、夜市ゲームが楽しめるコーナーもあり、大人から子どもまで台湾カルチャーを感じられる内容だ。

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