埼玉新聞

 

808を愛し、愛された PPAP10周年のピコ太郎

  •  「PPAP」10周年のポーズをとるピコ太郎

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  •  ピコ太郎

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 ミュージシャンのピコ太郎が、世界的ヒット曲「PPAP」の発表から25日で10年を迎えた。昨年8月から毎月新曲を配信する記念プロジェクトを完遂。自身の音楽を特徴付けるローランド社のリズムマシン「TR―808」(通称ヤオヤ)への愛をささげ、木梨憲武ら憧れの人との共演も実現したが、「壮大な自己満足かもしれない」と笑う。

 「もともと808の音はチープだと思っていた」というが、その印象的な「コーン」というカウベルの音色をふんだんに使ったPPAPによって人生が変わった。今では「808に愛された」としみじみ語り、10周年企画は「Tottemo Release 80.8」と名付けた。

 今年7月までに1年をかけて、計「80.8曲」を発表。ピコ太郎とうり二つという“設定”のプロデューサー古坂大魔王は多忙を極めるといい「朝に2人の小さい娘を送り出した後に3時間ほど家で作業、午後のラジオ出演が終わってまた作業、家族で夕食を取ったら夜に動画編集という1年間でした」。

 曲作りは「8割が鼻歌から」。サンプル音源を「42テラバイト」ため込んでいるといい、古坂はそれを聴きながら、どう組み合わせるのかずっと考えているのだという。

 あまたの曲を発表する中、小林幸子や中尾ミエ、木梨憲武ら大物をゲストに迎えた。特に「とんねるず」に憧れて芸人を目指した古坂にとって、木梨との共演は感無量の出来事だったといい、撮影が終わった後にこっそり泣いたそうだ。

 9月27日には東京・池袋でワンマンライブを開催。今後の抱負は海外のフェスに出ることだと語る。「子どもが楽しめて、音楽好きの人にも喜んでもらえる、笑って踊れる空間にしたい」

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